インターネット回線情報を
初心者の方にも解りやすく
インターネットは自宅・会社・外出先など様々な場所で利用できるようになっており、様々なインターネット回線サービスも提供されているため「どのサービスと契約して良いか」というお悩みの方が多くいらっしゃいます。
一般的には「光回線」を利用したインターネット回線サービスをイメージされる方が多いようですが、2024年10月現在では光回線以外にも工事不要の「ホームルーター」や外出先でも利用できる「ポケット型WiFi(モバイルWiFi)」などの多くのサービスが提供されています。
インターネット接続サービスの種類
インターネット契約をご検討中の方は各インターネット接続サービスによって”インターネットに接続する為に利用される回線”や”インターネットの利用料金”など様々な違いがあるため「どのサービスと契約すれば良いのか」とお悩みのことと思います。
インターネット契約をご検討中の方は、お申し込み前にインターネットに接続するために利用される「回線の違い」を理解しておくと良いでしょう。
2024年10月現在、主なインターネット接続サービスは以下の3つに分けることができます。
「光回線」「ホームルーター」「ポケット型WiFi」には様々な違いがあります。
光回線 | ホームルーター | ポケット型WiFi | |
---|---|---|---|
回線 | 光ファイバー | 電波 | 電波 |
工事有無 | 必要 | 不要 | 不要 |
利用用途 | 自宅/会社 (固定回線) | 自宅/会社 (固定回線) | 主に外出先 (モバイル回線) |
速度 | 超速い | 速い | それなり |
光回線サービスはインターネットに接続する際の回線は「光ファイバー(光回線)」と呼ばれる”線”が利用されますので、契約後には契約住所に「光ファイバー」を引き込む回線工事が必要です。
ホームルーターとポケット型WiFiは携帯電話と同じように専用端末が「電波」を受信することでインターネットに接続しますので、契約後は回線工事不要で利用が開始できます。
以下では「光回線」「ホームルーター」「ポケット型WiFi」の各サービスに分けてそれぞれの特徴などを詳しく解説します。
光回線サービスの基礎知識
以下の表は、最低限知っておくべき光回線サービスの特徴をまとめたものです。
回線 | 光ファイバー |
工事有無 | 必要 |
利用用途 | 自宅/会社 (固定回線) |
速度 | 超速い |
光回線サービスはインターネット接続に利用する回線は「光ファイバー(光回線)」という線です。
そのため、光回線サービスを契約後には基本的に契約住所で光回線が利用できるよう回線工事が必要です。
光回線サービスは回線工事が必要となるため「光回線サービスを契約しない」という選択をする方がいらっしゃいますが「工事が面倒」という理由だけで光回線サービスを契約しないのはもったいないです。
回線工事が面倒に感じる光回線のサービスですが「光ファイバー」での有線接続なので光回線以外のサービスよりもインターネットの速度が速い特徴があります。
「ホームルーター」「ポケット型WiFi」のサービスは電波を利用してインターネットに接続するため周辺環境などに左右されやすく速度が遅くなることが多々ありますが、「光回線」サービスは有線(光ファイバー)での接続なので周辺環境に左右されにくいため速度が速いのが利点です。
インターネットは速度が超重要です。
速度が遅いと「ホームページが表示されない」「視聴する動画の画質が粗くなる、フリーズする」などの原因となります。
以下のような方々に光回線サービスをおすすめします。
主な光回線サービス
2024年10月現在、主な光回線サービスは以下です。
光回線サービスには全国的に提供されているサービス(ソフトバンク光やドコモ光など)以外にも、一部の地域のみで提供されているサービス(コミュファ光やeo光など)もあります。
ホームルーターの基礎知識
以下の表は、最低限知っておくべきホームルーターサービスの特徴をまとめたものです。
回線 | 電波 |
工事有無 | 不要 |
利用用途 | 自宅/会社 (固定回線) |
速度 | まあまあ速い |
ホームルーターはインターネット接続に利用する回線は携帯電話と同じ「電波」で無線接続です。
ホームルーターの各サービス専用の端末(ルーター)が電波を受信することでインターネットに接続します。
そのため、ホームルーターを契約後には回線工事の事業者は訪問せず回線工事が不要です。
ホームルーターは専用端末が「電波」を受信することでインターネットに接続するサービスのため、申し込みから比較的早くインターネット(Wi-Fi)の環境を作れるのが特徴です。
専用端末の電源ケーブルをコンセントに挿すだけで、専用端末が電波を受信してWi-Fiを発信します。
そのWi-Fiをスマホやパソコンなどと接続するとインターネットが利用できるようになります。
ただし、ホームルーターにはデメリットもあります。
ホームルーターは工事不要である点はメリットですが周辺環境に左右されやすい「電波」でインターネットに接続するサービスなので有線接続する光回線サービスよりも「速度が安定しない」「速度が遅い」というデメリットがあります。
ホームルーターで利用される「電波」は携帯電話と同じです。
そのため、「建物の構造上電波が受信しづらい場合」や「電波を発信する電波塔(基地局)が遠い場合」「電波の利用者が増加した場合」などは速度が低下しやすくなります。
以下のような方々にホームルーターをおすすめします。
主なホームルーターのサービス
2024年10月現在、主なホームルーターのサービスは以下です。
ホームルーターのサービスを提供する会社は基本的に携帯電話(スマホ)を提供している大手キャリア(ドコモやソフトバンク、auなど)から提供されています。
ポケット型WiFiの基礎知識
以下の表は、最低限知っておくべきポケット型WiFi(モバイルWiFi)の特徴をまとめたものです。
回線 | 電波 |
工事有無 | 不要 |
利用用途 | 主に外出先 (モバイル回線) |
速度 | それなり |
ポケット型WiFiサービスはインターネット接続に利用する回線は携帯電話と同じ「電波」で無線接続です。
ポケット型WiFiの各サービス専用の端末(モバイルルーター)が電波を受信することでインターネットに接続します。
そのため、ポケット型WiFiサービスはホームルーターと同様に回線工事が不要です。
ホームルーターとポケット型WiFiは「電波」を利用してインターネットに接続するサービスとしては共通していますが、ホームルーターで使用する専用端末は「据え置き型」ですがポケット型WiFiで使用する専用端末は外出先でも使える「持ち運び型」である特徴があります。
ポケット型WiFiの専用端末が電波を受信してWi-Fiを発信します。
(専用端末が発信するWi-Fiをパソコン等で接続して利用します。)
ポケット型WiFiの専用端末は持ち運べるサイズなので、電波を受信できるエリアであれば外出先でも利用可能です。
ただし、ポケット型WiFiは他のサービス(光回線やホームルーターなど)よりも速度が遅いデメリットがあります。
ポケット型WiFiは持ち運びに便利で外出先でも利用できますが速度が遅いため、取引先や出張先などで簡易的利用したい方(営業マンなど)におすすめです。
以下のような方々にポケット型WiFiサービスをおすすめします。
主なポケット型WiFiのサービス
2024年10月現在、主なポケット型WiFiのサービスは以下です。
ポケット型WiFiのサービスは大手通信事業者(ドコモやau、ソフトバンクなど)の電波を借り受けて各社が自社サービスとして提供していることが多いです。
インターネット回線の選び方
上記ではインターネット回線は主に「光回線」「ホームルーター」「ポケット型WiFi」の3つに分けられるとご紹介しましたが、実際にインターネットの契約をお考えの方にとって「どの回線を契約した方が良いのか」が1番の悩むポイントとなります。
そこでここからは、インターネット回線の選び方のポイントを順を追って解説します。
インターネット回線の選ぶステップは上記の順番で選ぶと間違いないでしょう。
以下で詳しく解説します。
選び方 インターネットの利用場所を明確化する
インターネット回線を選ぶポイントとしてはインターネットを利用する場所を明確化することが重要です。
自宅での利用 | 光回線 ホームルーター |
外出先での利用 | ポケット型WiFi |
インターネットを自宅で利用したい場合は「光回線」か「ホームルーター」の2択です。
光回線サービスとホームルーターは「固定回線」と呼ばれるジャンルです。
固定回線は「固定」と付くことでも理解できるように「固定された場所」すなわち契約住所のみで利用できるサービスです。
また、インターネットを外出先で利用する機会が多い場合は「ポケット型WiFi」1択です。
「ポケット型WiFi」は電波のエリア内であれば外出先でも自宅でもインターネットが利用できるので便利だとは思います。しかし、ポケット型WiFiは光回線サービスやホームルーターよりも速度が遅い傾向にあります。
選び方 インターネットの利用目的を明確化する
インターネット回線を選ぶポイントとしてはインターネットの利用目的を明確化することも重要です。
主な利用目的 | |
---|---|
光回線 | 動画をストレスなく視聴したい 動画をアップロードしたい ネットゲームを楽しみたい スムーズのWebサイトを閲覧したい zoomやSkypeなどテレビ通話をしたい |
ホームルーター | 自宅で1日でも早くWi-Fi環境が欲しい とにかくインターネットに繋がればいい |
モバイルWiFi | 外出先でインターネットを利用したい |
「光回線」と「ホームルーター」は自宅でインターネットを利用する方におすすめする回線ですが、電波で無線接続するホームルーターよりも光ファイバーで有線接続する「光回線」の方が速度が速く安定しています。
インターネットの速度が遅いと「動画を視聴する際に画質が粗くなる」「ネットゲームが途中でフリーズしてしまう」「ホームページが表示されるまで時間がかかる」などの様々な問題が発生してしまいます。
安定した速度でインターネットを自宅で利用したい場合には迷わず「光回線」を選択しましょう。
選び方 光回線の回線工事が出来ない場合はホームルーターを選択する
自宅でインターネットを利用したい方には速度が安定している「光回線」がおすすめです。
ソフトバンク光、ドコモ光、ビッグローブ光、ahamo光、auひかり、NURO光、とくとくBB光、など
しかし、光回線サービスは「光ファイバー」と呼ばれる線を利用してインターネットに接続するサービスなので、新規契約後には光ファイバーを契約住所で利用できるよう回線工事が実施されます。
また、契約住所が光ファイバーが来ていない地域の場合は光回線サービスを契約出来ません。
自宅で速度が速く安定したインターネットを利用したい場合には「光回線」のサービスを検討しますが、「回線工事が出来ない建物の場合」や「光ファイバーが未開通の地域の場合」など光回線サービスが契約出来ない場合には「ホームルーター」の契約を検討すると良いでしょう。
選び方 1日でも早くWiFi環境を整えたいならホームルーターを選択する
自宅でのインターネット利用なら速度の安定性からホームルーターよりも「光回線」の契約をおすすめします。
しかし、光回線サービスの場合は基本的に回線工事を伴うためインターネットが利用できるようになるまでに申込日から1~2ヶ月後となる場合があります。
光回線サービスを繁忙期に申し込んだ場合は回線工事が3ヶ月後となる可能性もあります。
一方、ホームルーターの場合は「電波」でインターネットに接続するサービスなので回線工事が不要です。
ホームルーターは工事不要なので申し込みから約1週間程度でインターネット環境を自宅に整えることが可能です。
光回線サービスとホームルーターのメリット・デメリットは以下です。
メリット 光ファイバーで接続するので速度が速く安定している
デメリット 回線工事が必要なので使えるまで1ヶ月以上かかる
メリット 回線工事が不要なので申込後数日で使えるようになる
デメリット 電波で接続するので速度が安定せず遅い時がある
ホームルーターは工事不要なので光回線サービスよりも早くインターネット環境(Wi-Fi環境)を自宅に作ることが出来る点はメリットです。しかし、電波でインターネットに接続するホームルーターは光回線サービスよりも速度が安定しない場合があるデメリットも理解しておきたい点です。
以下では、インターネット契約をご検討中の初心者の方を対象に、主なインターネット回線の種類やインターネット利用用途に応じた契約先の選び方の基礎知識を解説します。