ソフトバンクエアーのアンテナについてお調べですね。
ソフトバンクエアーの専用端末であるAirターミナルの初代機種だけは2本のアンテナが突き出しているデザインですが、2代目のAirターミナル2からはアンテナが内蔵されてスタイリッシュなデザインへ変更されました。
ソフトバンクエアーのAirターミナルに内蔵されているアンテナの電波受信感度が悪く速度が遅い場合は「アルミホイルを周辺に設置すると良い」という都市伝説があります。
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目次
ソフトバンクエアーのAirターミナルはアンテナ内蔵
ソフトバンクエアーはAirターミナルと呼ばれる専用端末を設置するだけで簡単にWi-Fi環境が整う、ソフトバンクが提供する工事不要のインターネット接続サービスです。
ソフトバンクエアーのAirターミナルは初代以外はすべてアンテナ内蔵型です。
機種 | アンテナ | 発売日 |
---|---|---|
Airターミナル(初代) | 非内蔵 | 2014年12月 |
Airターミナル2 | 内蔵型 | 2015年12月 |
Airターミナル3 | 内蔵型 | 2017年3月 |
Airターミナル4 | 内蔵型 | 2019年3月 |
Airターミナル4 NEXT | 内蔵型 | 2021年7月 |
Airターミナル5 | 内蔵型 | 2021年10月 |
Airターミナル6 | 内蔵型 | 2024年11月 |
初代Airターミナルのアンテナは非内蔵で2本のアンテナが突き出しています。
しかし、2015年12月に発売となったAirターミナル2からは「アンテナが内蔵型」へ大幅変更されて見た目もスタイリッシュなデザインになりました。
Airターミナル2以降の「Airターミナル2」「Airターミナル3」「Airターミナル4」「Airターミナル4 NEXT」「Airターミナル5」、そして最新機種の「Airターミナル6」はアンテナ内蔵でほぼ同じデザインですが仕様(スペック)などに違いがあります。
2024年12月現在、5G通信に対応した「Airターミナル5」または「Airターミナル6」での申込のみです。
Airターミナルによってアンテナで受信できる電波が違う
ソフトバンクエアーの6機種あるAirターミナルによってアンテナで受信できる電波(通信方式)に違いがあります。
機種 | 受信可能電波 (通信方式) |
---|---|
Airターミナル (初代) | 4G方式:AXGP |
Airターミナル2 | 4G方式:AXGP |
Airターミナル3 | 4G方式:AXGP、TDD-LTE 4G方式:FDD-LTE |
Airターミナル4 | 4G方式:AXGP、TDD-LTE 4G方式:FDD-LTE |
Airターミナル4 NEXT | 4G方式:AXGP、TDD-LTE 4G方式:FDD-LTE |
Airターミナル5 | 5G方式:n77 (3.7GHz、3.4GHz) 4G方式:AXGP、TDD-LTE 4G方式:FDD-LTE |
Airターミナル6 | 5G方式:n77 (3.7GHz、3.5GHz、3.4GHz) 4G方式:AXGP、TDD-LTE 4G方式:FDD-LTE |
「Airターミナル」「Airターミナル2」のアンテナで受信できる電波はAXGPのみです。
AXGPという電波は、以前ウィルコム(WILLCOM)がPHSの次世代技術として開発したXGPをさらに高速化した電波ではありますがAXGPは速度が遅いことで有名です。
Airターミナル3以降はAXGPに加えてTDD-LTE、FDD-LTEという電波がアンテナで受信可能になりました。
「TDD-LTE」という電波は建物などの障害物に弱いですが速度が高速です。一方、「FDD-LTE」という電波は広範囲のエリアで利用可能で障害物に強いですが「TDD-LTE」に比べて速度が遅いのが特徴です。
Airターミナル5とAirターミナル6ではAXGP、TDD-LTE、FDD-LTEに加えて5G方式の(n77:3.7GHz、3.4GHz)が受信可能となり5G提供エリア内であれば5G通信が可能となりました。
2024年12月現在にソフトバンクエアーを契約すると「Airターミナル5」または「Airターミナル6」となりますが、Airターミナルの中で5G通信が可能なので、最近ではソフトバンクエアーの平均速度が以前より速くなってきています。
Airターミナル6は下り最大2.7Gbps
ソフトバンクエアーの7機種あるAirターミナルによって最大通信速度に違いがあります。
機種 | 最大通信速度 |
---|---|
Airターミナル (初代) | 下り最大 110Mbps |
Airターミナル2 | 下り最大 261Mbps |
Airターミナル3 | 下り最大 350Mbps |
Airターミナル4 | 下り最大 962Mbps |
Airターミナル4 NEXT | 下り最大 612Mbps |
Airターミナル5 | 下り最大 2.1Gbps (2100Mbps) |
Airターミナル6 | 下り最大 2.7Gbps (2700Mbps) |
初代のAirターミナルの下り最大通信速度は110Mbpsしかありませんが、5G通信も可能となった最新のAirターミナル6の場合は下り最大通信速度は2.7Gbps(2700Mbps)もあります。
Airターミナル6の下り最大通信速度は初代Airターミナルに比べて約24倍です。
Airターミナル6の下り最大2.7Gbpsは5G提供エリア内で5G通信した場合です。
Airターミナル6は5G提供エリア外の場合は4G通信を行い、4G通信の下り最大通信速度は838Mbpsです。
Airターミナル5からアンテナセレクション機能が追加
ソフトバンクエアーの「Airターミナル5」から8本のアンテナが内蔵されています。
Airターミナル5よりアンテナセレクション機能が追加されました。
「アンテナセレクション」という機能は、Airターミナル5より採用された独自技術で内蔵されている8本のアンテナで受信した電波が強いものを4本自動で選択して通信するものです。
アンテナセレクションはAirターミナル5以前の機種にはなかった機能です。
Airターミナル5からアンテナセレクションの機能が追加されたことにより、通信機能が向上して今までにない安定したインターネット通信を利用することが可能となりました。
ソフトバンクエアーの速度が遅いとお困りの場合、現在ご利用中の住所が5G通信エリアで尚且つご使用中の専用端末の機種がAirターミナル5以外なら、Airターミナル5に機種変更すると速度が改善する可能性があります。Airターミナル5以外の機種は4G通信のみ対応していますが、Airターミナル5は4G通信に加えて速度が速い5G通信にも対応しています。
ソフトバンクエアーはアルミホイルで受信感度が良くなるか
Softbank Airの受信電波が弱い場合や速度が遅い場合などはアルミホイルやアルミボウルを使うと電波の感度が良くなる、という都市伝説があるのをご存じでしょうか。
電波は反射するものに集まる性質がありますので、ソフトバンクエアーもアルミホイルなどを利用すると電波の感度が良くなると言われています。
私はソフトバンクエアーの受信電波状況が悪かったので、段ボールや牛乳パックなどにアルミホイルを張り付けたものを工作してみました。
受信しやすい窓際の方へアルミホイルを向けると受信状況は多少ですが向上しました。
また、金属製のボウルでも試してみましたがこれも”多少”状況が改善されましたが、アルミホイル同様に劇的な電波状況の向上にはなりませんでした。
しかし、ソフトバンクエアーのAirターミナルはせっかくスタイリッシュなデザインなのにボウルに入れると不格好ですね…
「Airターミナルの下にアルミホイルを置くだけでも変わる」という口コミもありましたが、劇的な改善はみられませんでした。
アルミホイルをAirターミナルの全体に覆ってしまうと、逆にアルミホイルが電波の妨げとなり内蔵アンテナが電波を受信しづらくなりますので、お試しの際はご注意ください。
まとめ
この記事ではソフトバンクエアーのアンテナについて解説しました。
ソフトバンクエアーで利用する専用端末の初代のAirターミナルにはアンテナが2本突き出していますが、Airターミナル2よりアンテナが内蔵されておりデザインもスタイリッシュなものに変更されました。
ソフトバンクエアーの従来端末(Airターミナル4 NEXTまで)では4G通信のみでしたが、「Airターミナル5」と「Airターミナル6」はアンテナで5G(3.7GHz、3.4GHz)が受信可能となりました。(Airターミナル6は3.5GHzの5Gにも対応)
また、「Airターミナル5」の内蔵アンテナは8本ですが受信した強度が強い4本を自動で選択して従来より通信が安定する独自技術「アンテナセレクション」が採用されています。
Airターミナルの内蔵アンテナで電波が受信しづらい状況だった場合、反射しやすいものに集まりやすい電波の特性を利用してアルミホイルなどを下に置いてみたり加工してみたりして試すのも1つの方法です。
この記事ではソフトバンクエアーの端末であるAirターミナルにアンテナが内蔵されている機種はどれか、内蔵されているアンテナは何本なのか、アンテナで受信できる電波の種類は何か、そしてアルミホイルを使うと電波の感度が本当に良くなるのかを解説します。