ドコモ home 5GのWi-Fiが弱くてお困りですね。
ドコモ home 5Gは基本的に専用ルーターが発信するWi-Fiを利用してインターネットに接続しますが、専用ルーターを設置した部屋以外へ移動するとWi-Fiが弱くなって速度が低下したり繋がりにくいなどの問題が発生することがあります。
ドコモ home 5Gの専用ルーターが発信する「Wi-Fi」という電波は壁やドアなどの障害物に当たると弱まる性質があります。(例えば、1階のリビングに専用ルーターを置いていると2階の部屋ではWi-Fiが弱くなる現象が発生します。)
そのため、2階建ての一軒家などにお住まいで1階に置いたドコモ home 5Gの専用ルーターが発信するWi-Fiが2階では繋がりにくい場合など、専用ルーターを設置した部屋以外でWi-Fiが弱い場合は「中継器」や「メッシュWi-Fi」と呼ばれる機器を設置すると改善する可能性があります。
この記事ではドコモ home 5Gの専用ルーターを設置した部屋以外だとWi-Fiが弱くなる理由、そしてWi-Fiが弱く繋がりにくい時に試して欲しい中継器とメッシュWi-Fiの違い、そしておすすめの中継器とメッシュWi-Fiをご紹介します。
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目次
ドコモ home 5Gの専用ルーター設置部屋以外だとWi-Fiが弱い理由
ドコモ home 5Gは専用ルーターが携帯電話と同じように電波を受信してインターネットに接続するサービスなので、電波のエリア内であれば契約した物件内であればどの部屋に専用ルーターを設置しても構いません。
そのため上記イラストのように2階建ての一軒家だった場合は、1階のリビングにドコモ home 5Gの専用ルーターを設置しても構いませんし、2階の寝室や子ども部屋にドコモ home 5Gの専用ルーターを設置しても構いません。
しかし、ドコモ home 5Gの専用ルーターから発信されるWi-Fiの特性を理解しておく必要があります。
Wi-Fiが届く範囲は直線で約50m程度
Wi-Fiが届く範囲は半径100mと言われていますが、室内のWi-Fiが届く範囲は半径50m程度と言われています。
2階建ての一軒家や3LDKのマンション程度ならWi-Fiが届く範囲です。
しかし、ドコモ home 5Gの専用ルーターを設置している部屋以外へ移動するとWi-Fiが弱くなって「速度が遅く感じる」「まったく繋がらない」という悪い現象が発生することがあります。
室内でWi-Fiが届く範囲は約50mと言われています。
しかし、ドコモ home 5Gを契約する建物の構造などが原因で専用ルーターを設置した部屋以外でWi-Fiを接続するとWi-Fiが弱く繋がりにくいことがあります。
Wi-Fiは壁やドアなどの障害物に弱い
ドコモ home 5GのWi-Fiが弱いことが原因で「繋がりにくい」「速度が遅い」「まったく接続できない」場合は、まずはWi-Fiという電波の特性を理解することが必要となります。
Wi-Fiという電波は障害物(壁・ドア・天井など)を通過すると弱まる特性がある。
ドコモ home 5Gの専用ルーターから発信されるWi-Fiは障害物に当たると弱まる特性があります。
ルーターの設置部屋以外に移動するとWi-Fiが弱まる原因は、壁・ドア・床・柱・断熱材などのWi-Fiにとっては天敵となる障害物が室内には多く存在しているからです。
例えば、ドコモ home 5Gの専用ルーターを1階のリビングに設置していた場合、2階の部屋へ移動してドコモ home 5Gを利用しようとするとWi-Fiが弱くなります。その理由は1階と2階の間にある「天井(床)」や「壁」などをWi-Fiが通ると弱まる特性があるからです。
ドコモ home 5GのWi-Fiが弱い時に試したい中継器とメッシュWi-Fi
ドコモ home 5GのWi-Fiが弱いことが原因で速度が遅かったり繋がりにくい場合は「中継器」や「メッシュWi-Fi」と呼ばれる機器を別途設置することでWi-Fiが繋がりやすくなり改善する可能性があります。
中継器やメッシュWi-Fiを設置すると利用範囲が広がる
中継器やメッシュWi-Fiと呼ばれる機器は、Wi-Fiの利用範囲を広げてくれる機器です。
以下、中継器やメッシュWi-Fiを設置した場合のイメージです。
ドコモ home 5Gの専用ルーターから発信されたWi-Fiを「中継器」または「メッシュWi-Fi」が受信します。そして、受信したWi-Fiを「中継器」または「メッシュWi-Fi」が再び発信します。
もしドコモ home 5GのWi-Fiが弱い部屋があった場合、「専用ルーターを設置した部屋」と「Wi-Fiが弱い部屋」の中間にWi-Fiの利用範囲を広げてくれる”中継器”や”メッシュWi-Fi”を設置することでWi-Fiが弱かった部屋も改善する可能性があります。
中継器やメッシュWi-Fiは「Wi-Fiを受信して、受信したWi-Fiを再度発信する」機器なので、ドコモ home 5Gの専用ルーター1台ではカバーできなかった部屋も快適なWi-Fi環境を整えることができます。
中継器とメッシュWi-Fiの違いについて
中継器とメッシュWi-Fiは「Wi-Fiの利用範囲を広げる」という意味では共通している機器ですが違いもあります。
中継器とメッシュWi-Fiの主な違い(特徴)は以下です。
中継器 | 機器の価格が安いが SSIDを手動で切り替える必要がある |
メッシュWi-Fi | 機器の価格は高いが SSIDは自動で切り替わるので便利 注意 HR01はメッシュWi-Fi未対応 |
2024年9月現在、ドコモ home 5Gの専用ルーターは「home 5G HR01」と「home 5G HR02」の2機種が販売されていますが、メッシュWi-Fiが利用できる”Wi-Fi EasyMesh”という機能は「home 5G HR02」のみに搭載されています。
そのため、「home 5G HR01」をお持ちの方はメッシュWi-Fiが利用できません。
以下では、中継器とメッシュWi-Fiに分けて解説します。
中継器は安いがSSIDを手動で切り替えが必要
「中継器」はメッシュWi-Fiよりも機器の本体価格が安いというメリットがあります。
しかし、「home 5G」と「中継器」のSSIDは異なるため手動で切り替えなければなりません。
ドコモ home 5Gの専用ルーターが発信するWi-Fiを利用する場合は「home 5GのSSID」を手動で切り替え、中継器が発信するWi-Fiを利用する場合は「中継器のSSID」を手動で切り替えなければなりません。
中継器はWi-Fiの利用範囲が広がり機器の価格が安いメリットがあります。
しかし、ドコモ home 5Gと中継器のSSID(Wi-Fiを識別するためのID)が異なるため、手動でWi-Fiを切り替えるデメリットもあります。
メッシュWi-Fiは高めだがSSIDは自動で切り替わる
「メッシュWi-Fi」は中継器よりも機器の本体価格が高いです。
しかし、「home 5G」と「メッシュWi-Fi」のSSIDは統一されるため快適はWi-Fiを自動で切り替えてくれます。
ドコモ home 5Gの専用ルーター(home 5G HR02)をご利用中の方が「メッシュWi-Fi」を導入すると、home 5Gの専用ルーターとメッシュWi-FiのルーターのSSIDは1つに統一されるため快適に利用できるWi-Fiを自動で切り替えてくれます。
例えば、ドコモ home 5Gの専用ルーターを1階に、メッシュWi-Fiを2階にそれぞれ設置した場合、1階でドコモ home 5GのWi-Fiと接続していたスマホを2階へ移動すると2階に設置したメッシュWi-Fiへ自動で切り替わるので大変便利です。
また、メッシュWi-Fiの特徴としてはその名の通りメッシュ状にWi-Fiを構築することができます。
メッシュWi-Fiの機器を各部屋に設置することも可能です。
1台だけでなく数台のメッシュWi-Fiを設置すれば自宅内でWi-Fiが弱い部屋はなくなり、尚且つSSID(Wi-Fiを識別するためのID)は1つの共通したものに統一されるため、SSIDを手動で切り替えることなく快適なWi-Fiを自動で切り替えてくれます。
ドコモ home 5Gの専用ルーター「home 5G HR02」でメッシュWi-Fiを利用するための設定方法や接続方法については、ドコモ公式サイトに詳しく説明されていますので参考にしてみてください。
ドコモ home 5Gでおすすめの中継器とメッシュWi-Fi
上記で解説したように、ドコモ home 5GのWi-Fiが弱く繋がりにくい部屋がある場合は、「専用ルーター設置部屋」と「繋がりにくい部屋」の中間あたりに中継器かメッシュWi-Fiを設置することで改善される可能性があります。
まずは中継器またはメッシュWi-Fiを試してみたい方におすすめのお求めやすい価格帯の機種をご紹介します。
ドコモ home 5GのメッシュWi-Fi構築におすすめのWEX-1800AX4EA/N
無線LANルーターなどPC周辺機器のメーカーであるバッファローのメッシュWi-Fi対応の中継器「WEX-1800AX4EA/N」は、ドコモ home 5Gの提供会社であるNTTドコモがhome 5G HR02 Wi-Fi EasyMeshサブ機として動作確認済みなので安心です。
上記でも解説しましたが、home 5G HR01をご利用中の方はメッシュWi-Fiは利用できません。
「WEX-1800AX4EA/N」は最新のWi-Fi規格である「11ax(IEEE 802.11ax)(別名:Wi-Fi 6)」に対応していますし、2つある外部アンテナでドコモ home 5GのWi-Fiをしっかり受信して再度Wi-Fiを発信してくれます。
メッシュWi-Fiの「WEX-1800AX4EA/N」は、”コンセント直挿し”と”据え置き”のいずれかの設置方法が可能ですので、設置場所の環境に左右されずに設置することができます。
2024年9月2日現在「WEX-1800AX4EA/N」は、Amazonで6,980円で販売されています。
まずは中継器を試したい方におすすめのWEX-1166DHPS2/N
メッシュWi-Fiが利用できない「Wi-Fi EasyMesh未対応」のドコモ home 5Gの専用ルーター(home 5G HR01)をご利用中の方で「低価格で中継器を試してみたい」という方には、バッファロー製のWEX-1166DHPS2/Nがおすすめです。
また、接続したいデバイス(パソコンやスマホなど)を狙ってWi-Fiを発信する「HighPower&ビームフォーミング」という機能がWEX-1166DHPS2/Nには付いていますので、他の中継器よりも安定した通信が期待できます。
WEX-1166DHPS2/Nはコンセントの直接挿すタイプの中継器です。
そのため、ドコモ home 5Gの専用ルーターと繋がりにくい部屋の中間の廊下や階段などのコンセントに挿すことで、Wi-Fiが繋がりにくかった部屋も改善する可能性があります。
2024年9月2日現在「WEX-1166DHPS2/N」は、Amazonで3,580円で販売されています。
まとめ
この記事ではドコモ home 5GのWi-Fiを専用ルーターの設置部屋以外で接続しようとするとWi-Fiが弱くなり「速度が遅い」「繋がりにくい」という方を対象に、なぜWi-Fiが弱くなってしまうのか、改善される可能性がある中継器とメッシュWi-Fiについて解説しました。
そもそもWi-Fiという電波は障害物を通ると弱まる特性があるため、Wi-Fiを発信するルーターが設置された部屋以外で接続しようとすると壁やドアなどの障害物が影響してWi-Fiが弱い現象が発生します。
そのため、ドコモ home 5Gの専用ルーターを設置している部屋から移動するとWi-Fiが弱くなる場合は、Wi-Fiの利用範囲を広げてくれる「中継器」「メッシュWi-Fi」を別途設置することで改善させる可能性があります。
ドコモ home 5Gで使用する専用ルーターが「home 5G HR02」の方はWi-Fi EasyMeshという機能が搭載されているので、メッシュWi-Fi対応の中継器の設置をおすすめします。メッシュWi-Fiを設置すればわざわざ手動でSSIDを切り替える必要はありません。また、メッシュWi-Fiの機器を複数設置するとメッシュ状にネットワークを構築できるため自宅全体をWi-Fi環境にすることができます。
ドコモ home 5Gの専用ルーターを設置した部屋以外でWi-Fiが弱い場合には、Wi-Fiの利用範囲を広げてくれる「中継器」を別途設置することをおすすめします。また、中継器に似た「メッシュWi-Fi」と呼ばれる機器の設置もおすすめです。