ソフトバンク光とソフトバンクエアーの違いをお調べですね。
ソフトバンク光とソフトバンクエアーはどちらもソフトバンクが提供するサービスですが「毎月の月額料金」「利用する回線」「実際の速度」「回線工事の有無」など様々な違いがあります。
そのため、ソフトバンク光とソフトバンクエアーのどちらと契約するかをお悩みの方は申し込み前によく違いを理解しておかないと契約後に「こんなはずじゃなかった」と必ず後悔することになります。
先に結論からお伝えします。
ソフトバンク光は「光回線」を利用してインターネットに接続するサービスなので申し込み後には光回線を宅内へ引き込む回線工事が実施されますが、ソフトバンクエアーよりも速度が速く安定しているので回線工事が可能な物件であればソフトバンク光がおすすめです。
ソフトバンクエアーは携帯電話と同じように「電波」を利用してインターネットに接続するサービスなのでソフトバンク光よりも速度が遅いですが、回線工事が不要なので回線工事ができない物件だった場合にはソフトバンクエアーがおすすめです。
この記事ではソフトバンク光とソフトバンクエアーの違いをお調べの方を対象に、料金や速度などの違いを比較しながら解説するとともに、どちらと契約した方がよいのか、お得に申し込みする方法、そして解約時の注意点について解説します。
※この記事の表示金額はすべて「税込」です。
速度が速い光回線
工事が必要ですが速度が速いサービス
目次
ソフトバンク光とソフトバンクエアーの違いを比較しながら解説
ソフトバンク光とソフトバンクエアーは「ソフトバンク」が提供するインターネット接続サービスである点は共通していため、どちらと契約すべきかをお悩みの方が多くいらっしゃいます。
ソフトバンク光とソフトバンクエアーのどちらと契約した方がよいかをお悩みの方は、申し込み前に様々ある違いを理解しておくことで後から後悔せずに済みます。
まずは、以下のソフトバンク光とソフトバンクエアーの主な違いをまとめた表をご覧ください。
SoftBank 光 | SoftBank Air | |
---|---|---|
利用回線 | 光回線 | 電話(5G/4G) |
工事有無 | 必要 | 不要 |
主なプラン | 2年自動更新プラン | Air 4G/5G共通プラン |
契約期間 | 24ヶ月間(自動更新) | なし |
月額基本料金 | 戸建住宅の場合 5,720円 集合住宅の場合 4,180円 | 5,368円 |
初期費用 | 契約事務手数料 3,300円 回線工事費 最大31,680円 | 契約事務手数料 3,300円 |
平均速度 | 下り平均 413.66Mbps 上り平均 369.27Mbps | 下り平均 127.19Mbps 上り平均 10.0Mbps |
速度出典(2024年12月2日現在):https://minsoku.net/speeds/optical/services/softbank-hikari、https://minsoku.net/speeds/softbank_air/services/softbank-air
ソフトバンク光とソフトバンクエアーの申し込み前に特に知っておきたい違いは以下です。
上記の違いを以下で更に詳しく解説します。
インターネット接続に利用する「回線」に大きな違いがある
ソフトバンク光とソフトバンクエアーの最大の違いはインターネットに接続する際に利用される回線です。
サービス | 利用回線 |
---|---|
ソフトバンク光 | 光回線(光ファイバー) |
ソフトバンクエアー | 電波(5G/4G) |
ソフトバンク光は「光回線(光ファイバー)」という”線”でインターネットに接続します。
一方、ソフトバンクエアーは専用端末である「Airターミナル」が携帯電話と同じように電波(5G/4G)を受信することでインターネットに接続するサービスです。
2024年12月現在、ソフトバンクエアーを申し込むと5G通信に対応した[Airターミナル5]または[Airターミナル6]という機種を購入する契約となります。
SoftBank Air | 通信方式 |
---|---|
Airターミナル6 | 5G方式:n77(3.7GHz,3.5GHz,3.4GHz) 4G方式:AXGP(2.5GHz)/TDD-LTE(3.5GHz) 4G LTE方式:FDD-LTE(2.1GHz) |
Airターミナル5 | 5G方式:n77(3.7GHz,3.4GHz) 4G方式:AXGP(2.5GHz)/TDD-LTE(3.5GHz) 4G LTE方式:FDD-LTE(2.1GHz) |
ソフトバンクエアーで使用する専用端末[Airターミナル5]または[Airターミナル6]の通信方式(利用する電波)は5Gに対応しているほか、5G通信のエリア外の場合は4G/4G LTEが利用されます。
ソフトバンク光は契約後に回線工事が実施される
上記で解説したように、ソフトバンクエアーは「電波」でインターネットに接続するので契約後の回線工事は不要です。
しかし、ソフトバンク光は「光回線」という”線”を利用してインターネットに接続するサービスのため、契約後には光回線を宅内へ引き込む回線工事が実施されます。
サービス | 工事有無 |
---|---|
ソフトバンク光 | 必要 |
ソフトバンクエアー | 不要 |
ソフトバンクエアーは使用する「Airターミナル」の電源を入れるだけなので工事不要で、申し込み後から比較的早くインターネットを利用できるようになります。
一方、ソフトバンク光は申し込み後の約1ヶ月後(遅い場合は3ヶ月後)程度に工事業者が訪問して光回線を引き込むための回線工事が実施されます。
「ソフトバンク光は光回線を利用するので契約後に工事が必要」、「ソフトバンクエアーは電波を利用するので工事不要」という違いを理解しておきましょう。
「ソフトバンクエアーは工事不要なのでいいね!」と思った方も多いと思いますが、ソフトバンクエアーは工事不要というメリット以外にもソフトバンク光に比べて速度が遅いというデメリットもあります。
速度に関する違いは後ほど詳しく解説します。
料金プランと月額基本料金に違いがある
フトバンク光とソフトバンクエアーは料金プランと月額基本料金の違いについても理解しておきたい点です。
SoftBank 光 | SoftBank Air | |
---|---|---|
料金プラン | 2年自動更新プラン | Air 4G/5G共通プラン |
契約期間 | 24ヶ月間(自動更新) | なし |
月額基本料金 | 戸建住宅の場合 5,720円 集合住宅の場合 4,180円 | 5,368円 |
2024年12月現在、ソフトバンク光は主に契約期間が24ヶ月間で自動で契約が更新される「2年自動更新プラン」、ソフトバンクエアーは契約期間がない「Air 4G/5G共通プラン」での契約となります。
以下、ソフトバンク光とソフトバンクエアーに分けて料金について解説します。
ソフトバンク光の月額料金について
ソフトバンク光は建物タイプによって2年自動更新プランの月額基本料金に違いがあります。
以下、最大通信速度1Gbpsのソフトバンク光「1ギガ」を2年自動更新プランで契約した場合の月額基本料金です。
建物タイプ | 月額基本料金 |
---|---|
戸建住宅(ファミリータイプ) | 5,720円 |
集合住宅(マンションタイプ) | 4,180円 |
戸建住宅(ファミリータイプ)と集合住宅(マンションタイプ)のイメージは以下です。
戸建住宅(ファミリータイプ)は光回線を直接宅内へ引き込んで回線を単独で利用できる契約です。
集合住宅(マンションタイプ)は建物共有部分の接続装置と光回線が接続され各部屋と回線を共有して利用する契約です。
ソフトバンク光の「戸建住宅(ファミリータイプ)」は回線を単独で利用できるため、集合住宅(マンションタイプ)よりも月額基本料金が高めです。
ソフトバンク光を契約する集合住宅の共有部分に「接続装置」がない場合、回線を直接部屋へ引き込む必要があるため集合住宅であっても「戸建住宅(ファミリータイプ)」での契約となります。(ただし、その場合は管理会社や大家等に回線工事の許可が必要となります。)
ソフトバンクエアーの月額料金について
2024年12月現在、ソフトバンクエアーを契約した場合の料金プランは「Air 4G/5G共通プラン」のみです。
以下は、2024年12月現在に専用端末「Airターミナル5」を36回分割で購入契約した場合の料金です。
月額基本料金 | 5,368円 |
月月割 | 1,980円割引/36ヶ月間 |
SoftBank Air みんなおトク割 | 2,398円割引/24ヶ月間 |
Airターミナル5 分割支払い | 1,980円/36回 |
請求額/月 | 24ヶ月目まで 2,970円 25ヶ月目以降 5,368円 |
Airターミナル5を36回分割購入で契約すると月々1,980円の支払いとなります。
しかし、Airターミナル5を購入契約すると適用される「月月割」で月額基本料金から1,980円が36ヶ月間割引されるため、Airターミナル5の端末代は実質無料となります。
ソフトバンクの公式キャンペーンである「SoftBank Air みんなおトク割」を適用すると月額基本料金から24ヶ月間2,398円割引されます。
以上の計算をまとめると、ソフトバンクエアーで使用する専用端末「Airターミナル5」を36回分割購入契約すると24ヶ月目まで月額2,970円・25ヶ月目以降は月額5,368円の請求額となります。
2024年12月現在、ソフトバンクエアーを契約すると使用する専用端末は5G通信に対応した「Airターミナル5」を一括または分割で購入する契約となります。(Airターミナル5はレンタル契約ができません。)
ソフトバンクエアーは速度制限の可能性がある
ソフトバンク光とソフトバンクエアーは共に月間データ利用量に上限がなく無制限です。
ソフトバンク光とソフトバンクエアーは月間データ利用量が無制限なので、例えば月間に100GB以上のデータを通信してもデータ通信量に応じた速度制限は実施されません。
ただし、ソフトバンクエアーだけは「サービス安定提供」を目的に速度制限が実施される可能性があります。
サービス | 速度制限の可能性 |
---|---|
ソフトバンク光 | なし |
ソフトバンクエアー | 可能性あり |
ソフトバンク公式サイトにソフトバンクエアーの速度制限について以下のような説明があります。
通信速度の制限について
サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。引用:https://www.softbank.jp/internet/air/data-about/
- ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
- 特定のエリアでネットワークが高負荷となった場合、該当エリアのお客さまについては、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
会社や学校などから帰宅した「夜の時間帯」が1日の中で最もインターネットを利用する時間帯だと思いますが、ソフトバンクエアーの利用者が増加すると電波がパンクしてインターネットにまったく接続できない状態が発生してしまいます。
ソフトバンクエアーは利用者が増加する時間帯(特に夜)はサービス安定提供を目的に速度制限を実施して、速度を低速にしてでもすべての利用者がインターネットに接続できる状況にします。
ソフトバンクエアーで速度制限が実施されるとホームページの表示が遅くなり、動画も途中でフリーズしたり、オンラインゲームをプレイ中にタイムラグが起こる、などの様々な問題が発生します。
ソフトバンク光の速度の方が圧倒的に速い
ソフトバンク光とソフトバンクエアーの実際の速度を比較すると大きな違いがあります。
以下は、ソフトバンク光とソフトバンクエアーの利用者が実際に測定した平均速度です。(2024年12月2日現在)
SoftBank 光 | SoftBank Air | |
---|---|---|
平均下り速度 (ダウンロード) | 413.66Mbps | 127.19Mbps |
平均上り速度 (アップロード) | 369.27Mbps | 10.0Mbps |
平均Ping値 | 16.46ms | 46.4ms |
下り速度はホームページや動画などを閲覧する際にデータをパソコン等にダウンロードする速度、上り速度は写真や動画などデータをインターネットにアップロードする速度です。
参考 速度は数値が多いほど速いことを示しています。
平均下り速度を比較すると、ソフトバンク光は365.05Mbps・ソフトバンクエアーは120.88Mbpsでソフトバンク光の方が約3倍も速いことが分かります。
平均上り速度はソフトバンクエアーよりもソフトバンク光の方が約38倍も速いです。
Ping値とは「応答速度」のことでms(ミリ秒)という単位で表記されます。
参考 Ping値は数値が小さいほど応答速度が速く通信環境が良いことを示しています。
平均Ping値を比較すると、ソフトバンク光は15.97ms・ソフトバンクエアーは47.52msでソフトバンク光の方が通信環境が良いことが分かります。
ソフトバンク光とソフトバンクエアーの利用者が測定した平均速度を比較してみると、圧倒的にソフトバンク光の方が速度が速く通信環境が良いことがご理解頂けると思います。
ソフトバンクエアーは携帯電話と同じように「電波」でインターネットに接続するサービスなので「工事不要」というメリットはありますが、電波は利用する環境や時間帯などに左右されて速度が遅くなる場合もあります。
一方、ソフトバンク光は光回線という”線”でインターネットに接続するサービスなので「回線工事が必要」というデメリットがありますが、安定した速度でインターネットを利用することができます。
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ソフトバンク光とソフトバンクエアーは結局どちらと契約すべきか
上記ではソフトバンク光とソフトバンクエアーの違いを比較しながら解説しましたが「結局どちらと契約した方が良いか」の結論が出ない方もいらっしゃると思います。
そこでここからは、ソフトバンク光とソフトバンクエアーのどちらと契約がおすすめかを具体的に解説します。
ソフトバンク光は回線工事が必要だが速度を重視した方におすすめ
ソフトバンク光は「光回線」を利用してインターネットに接続するため、新規契約後には光回線が利用できるように契約住所で回線工事を実施しなければなりません。
ソフトバンク光は回線工事が必要なものの、ソフトバンクエアーよりも速度が安定して速いので「速度を重視したい」「遅い速度は嫌だ」という方にはソフトバンク光がおすすめです。
「光回線を利用できる物件」や「光回線の開通工事ができる物件」にお住まいなら、ソフトバンクエアーよりもソフトバンク光の契約を強くおすすめします。
ソフトバンク光はソフトバンクエアーよりも速度が速いため「動画配信サービスで高画質の映画やドラマなどを視聴したい方」や「オンラインゲームをストレスなく楽しみたい方」にもおすすめします。
ソフトバンクエアーは電波を受信してインターネットに接続できるサービスで工事不要である点はメリットです。
しかし、ソフトバンクエアーはソフトバンク光よりも速度が遅いため、回線工事が出来ない物件にお住まいの方に「仕方なく」ソフトバンクエアーをおすすめします。
ソフトバンク光は開通工事が完了するまでインターネットに接続できません。
開通工事の実施は申し込みから約1~2ヶ月後になることが多く、引っ越しなどが多い時期ですと申し込みから約3ヶ月後の工事実施となる可能性もあります。
しかし、ソフトバンク光では回線工事が完了するまで工事不要で利用できる「ソフトバンクエアー」もしくは「Pocket WiFi」を無料でレンタルすることが可能です。
ソフトバンクエアーは回線工事が実施できない物件にお住まい方におすすめ
ソフトバンクエアーは携帯電話と同じように「電波」を利用してインターネットに接続するサービスなので契約後は回線工事が不要です。
また、回線工事不要なので申し込みから比較的早くインターネットの利用が開始できます。
ソフトバンクエアーよりも速度が速いソフトバンク光をおすすめしますが、回線工事ができない物件にお住まいの場合はソフトバンク光を契約することができません。
そのため、回線工事不可の物件にお住まいの方にはソフトバンクエアーをおすすめします。
また、ソフトバンクエアーは申し込みから約1週間程度でインターネットが利用できるため、「なるべく早くインターネット環境が欲しい」という方にもソフトバンクエアーをおすすめします。
ただし、ソフトバンクエアーはソフトバンク光よりも速度が遅いので、回線工事ができる物件ならソフトバンク光の契約を強くおすすめします。
工事不可の物件にお住まいの方には、ソフトバンクエアー同様に回線工事不要のNTTドコモの「home 5G」もおすすめです。
私はソフトバンクエアーとドコモ home 5Gを両方契約していますが、明らかにhome 5Gの方が速いです。
ソフトバンク光とソフトバンクエアーをお得に契約する方法
インターネット契約は申込窓口によって限定の加入特典を用意していますが、ソフトバンク光とソフトバンクエアーも例外なく申込窓口によって様々な限定特典が用意されています。
ソフトバンク光とソフトバンクエアーは以下の申し込み窓口(正規代理店)で契約すると、契約後に現金によるキャッシュバックが受け取れるのでおすすめです。
SoftBank 光 | SoftBank Air | |
---|---|---|
申込窓口 | NEXT | GMOとくとくBB |
限定特典 | 37,000円 キャッシュバック | 37,500円 キャッバック |
以下で詳しく解説します。
ソフトバンク光を新規契約で37,000円が受け取れる
ソフトバンク正規代理店エヌズカンパニーは自社でソフトバンク光を申し込める申込受付サイトを運営しています。
正規代理店NEXTの申込受付サイトでソフトバンク光を新規契約した方は、ソフトバンク光の開通月の翌月末日にエヌズカンパニーから37,000円がキャッシュバックされます。
正規代理店NEXTの限定特典の概要は以下です。
申込窓口 | NEXT |
限定特典 | 37,000円キャッシュバック 転用/事業者変更は15,000円 |
受取条件 | NEXTの申込受付サイトで ソフトバンク光を新規契約すること |
受取時期 | 開通月の翌月末 |
特典期間 | 2024年12月31日終了予定 |
ソフトバンクエアーを新規契約で最大37,500円が受け取れる
大手プロバイダであるGMOとくとくBBはソフトバンクの正規代理店でもあり、ソフトバンクエアーの契約申し込みを受け付けるサイトも運営しています。
正規代理店GMOとくとくBBの申込受付サイトでソフトバンクエアーを新規契約した方は、ソフトバンクエアーの開通月の翌々月以降にGMOとくとくBBから最大37,500円がキャッシュバックされます。
GMOとくとくBBの限定特典の概要は以下です。
申込窓口 | GMOとくとくBB |
限定特典 | 最大37,500円キャッシュバック |
受取条件 | ※以下に記載 |
受取時期 | 開通月の翌々月以降 |
特典期間 | 2024年12月31日終了予定 延長される可能性あり |
GMOとくとくBBの申込受付サイトでソフトバンクエアーを新規契約すると29,500円キャッシュバックとなりますが、申込日を含む3日以内に事前情報登録を完了すると8,000円が増額されて37,500円を受け取れます。
事前情報登録とは、インターネット上で「支払方法の登録」や「本人確認書類の提出」を審査前に事前に済ませておくこと。
GMOとくとくBBの限定特典の受取条件は以下です。
- SoftBank Airを申込完了月含む3ヶ月以内にご利用開始いただくこと
- キャッシュバックご案内メール受領日から30日以内に、メール本文に記載の専用URLからお手続きをしていただくこと
- Airターミナルをご購入の上、ご契約いただくこと。Airターミナルをレンタルしてご契約された場合は対象外。
ソフトバンク光とソフトバンクエアーの解約時の注意点
上記ではソフトバンク光とソフトバンクエアーの違いを比較して解説してきましたが、いずれ訪れる「解約」の際の注意点についても事前に理解しておきましょう。
ソフトバンク光とソフトバンクエアーの主な解約費用は以下です。
SoftBank 光 | SoftBank Air | |
---|---|---|
契約解除料 | 2年自動更新プランの場合 戸建住宅:5.720円 集合住宅:4,180円 | 不要 |
その他の費用 | 工事費残債 | 端末代残債 |
ソフトバンク光の「2年自動更新プラン」は、解約する時期によって「契約解除料」と「工事費残債(工事費の分割残金)」の支払いが発生します。
ソフトバンクエアーの「Air 4G/5G共通プラン」は契約期間がないのでいつ解約しても契約解除料の支払いは不要ですが、解約時に端末代の残債(分割残金)がある場合は解約後も完済するまで支払い続ける必要があります。
以下では、ソフトバンク光とソフトバンクエアーに分けて解約費用を解説します。
ソフトバンク光の解約費用について
ソフトバンク光を解約する際に考慮すべき費用は「契約解除料」と「工事費残債」です。
ソフトバンク光の契約解除料
ソフトバンク光の「2年自動更新プラン」を解約する際は解約時期によって契約解除料の支払いが発生します。
ただし、「契約解除料不要期間」に解約した場合は契約解除料の支払いは不要です。
ソフトバンク光の「2年自動更新プラン」は24ヶ月間の契約期間が終了すると自動で契約が更新されて再度24ヶ月間の契約期間が始まる、いわゆる「自動更新型」のプランです。
2年自動更新プランは契約が終了する[24ヶ月目]と、契約が自動更新された[1ヶ月目]と[2ヶ月目]の合計3ヶ月間は「契約解除料不要期間」と呼ばれる期間です。
ソフトバンク光の2年自動更新プランを「契約解除料不要期間」に解約すれば契約解除料の支払いは不要となります。
ソフトバンク光の工事費残債
ソフトバンク光を契約後に実施した回線工事の工事費支払いが完済していない状態で解約すると、工事費の残債(残金)を一括または分割で解約後に支払う必要があります。
2024年12月現在、ソフトバンク光を契約後に実施する回線工事の分割支払い額は以下です。
分割回数 | 分割支払額 |
---|---|
24回 | 月々1,320円 |
ソフトバンク光の回線工事の基本工事費は31,680円ですが、24回の分割で支払う場合には月々1,320円の支払いとなります。(工事費の分割支払いはソフトバンク光の月額基本料金に合算されて請求されます。)
しかし、ソフトバンク光の工事費の分割を完済していない状態で解約すると、解約時に工事費残債(分割の残金)を完済するまで支払い続ける必要があります。
(契約期間24ヶ月-利用期間)×1,320円
例えば、ソフトバンク光の2年自動更新プランを12ヶ月目で解約した場合の工事費残債の算出方法は以下です。
計算(24-12)×1,320=15,840円
2年自動更新プランを12ヶ月目で解約した場合の工事費の残債は15,840円となります。
ソフトバンクエアーの解約費用について
2024年12月現在ソフトバンクエアーを契約すると「Air 4G/5G共通プラン」での契約となりますが、契約期間が設けられていませんのでいつ解約しても契約解除料の支払いは発生しません。
しかし、ソフトバンクエアーの解約時に購入した端末代の分割残債(残金)がある場合には解約後にも分割の支払いを完済するまで支払い続ける必要があります。
以下、[Airターミナル6]を48回分割購入している場合の分割支払額です。
Airターミナル6 48回分割支払額 | 月々1,485円 |
[Airターミナル6]を48回分割購入すると月々1,485円を48ヶ月間支払います。
ソフトバンクエアーの[Airターミナル6]を48回分割購入している場合で契約から48ヶ月以内に解約すると分割支払いは完済していないため、解約後も分割を完済するまで月々1,485円を支払い続ける必要があります。
例えば、Airターミナル6を48回分割購入しており12ヶ月目に解約したとすると分割回数は残り36回です。(48回分割-12ヶ月目解約=36回の分割が残っている状態。)
そのため、12ヶ月目に解約した場合は解約後も月々1,485円を36ヶ月間支払い続ける必要がある訳です。
まとめ
この記事ではソフトバンクが提供するインターネット接続サービス「ソフトバンク光」と「ソフトバンクエアー」を比較しながら様々な違いについて解説しました。
ソフトバンク光は「光回線」を利用してインターネットに接続するため、契約後には光回線を利用できるよう回線工事が必要です。一方、ソフトバンクエアーは携帯電話と同じように専用端末のAirターミナルが「電波」を受信してインターネットに接続するため工事不要です。
月額基本料はソフトバンク光(1ギガの場合)は戸建住宅で月額5,720円・集合住宅で月額4,180円です。また、ソフトバンクエアーの月額基本料は月額5,368円です。(月額料金は大きな差はありません。)
しかし、ソフトバンク光とソフトバンクエアーには速度に大きな違いがあります。
ソフトバンクエアーは工事不要で一見良さそうに感じますが、工事が必要なソフトバンク光の方が速度が圧倒的に速いため、回線工事が可能な物件にお住まいならソフトバンク光をおすすめします。(ただし、工事ができない物件にお住まいならソフトバンクエアーを検討しましょう。)