ソフトバンク光のひかり電話(IP電話)をお調べですね。
固定電話は[アナログ回線(メタル回線)]と呼ばれる電話線を利用するのが一般的でしたが、2025年現在はインターネット接続でも利用する[光回線]を固定電話でも利用するのが一般的となっています。
インターネット接続でも利用する光回線を利用した固定電話サービスの総称を[ひかり電話]と言い、ソフトバンク光のオプションサービスでも以下の3種類のひかり電話サービスを提供しています。
ソフトバンク光ではインターネット契約に付加できるオプションサービスとして[ホワイト光電話][光電話(N)][BBフォン]の3種類の固定電話オプションサービスを提供しています。
この記事ではソフトバンク光の固定電話のオプションサービスである3種類の[ひかり電話]のホワイト光電話・光電話(N)・BBフォンの主な違いを比較しながら解説するとともに、3種類のひかり電話のどのサービスに加入した方がいいのかを詳しく解説します。
※以下、表示金額はすべて「税込」です。
目次
ソフトバンク光のひかり電話の違いを解説

この記事冒頭でも解説しましたが、ソフトバンク光の固定電話オプションサービスであるひかり電話には[ホワイト光電話][光電話(N)][BBフォン]の3種類のサービスが提供されており、それぞれのサービスによって様々な違いがあります。
以下、[ホワイト光電話][光電話(N)][BBフォン]の主な違いをまとめた表です。
ホワイト光電話 | 光電話(N) | BBフォン | |
---|---|---|---|
電話番号 | 市外局番 | 市外局番 | 050番号 |
提供会社 | SoftBank | NTT東日本 NTT西日本 | SoftBank |
電話番号 引き継ぎ可否 | 可能 | 可能 | 不可 |
月額利用料金 | 月額513円 基本プランの場合 | 月額550円 基本プランの場合 | 0円 |
通話料 | 固定電話宛 8.789円/3分 SoftBank宛 通話料無料 ホワイトコール24の場合 | 固定電話宛 8.8円/3分 SoftBank宛 東日本:19.25円/分 西日本:19.8円/分 | 固定電話宛 8.789円/3分 SoftBank宛 通話料無料 ホワイトコール24の場合 |
以下で詳しく解説します。
ひかり電話で使用する電話番号の違い
ソフトバンク光の3種類ある[ひかり電話]では利用する電話番号に違いがあります。

ひかり電話 | 使用電話番号 |
---|---|
ホワイト光電話 | 市外局番 |
光電話(N) | 市外局番 |
BBフォン | 050番号 |
ソフトバンク光の[ホワイト光電話]と[光電話(N)]は市外局番の電話番号を使用します。
(東京なら03、大阪なら06のように市外局番が使用されます。)
市外局番の電話番号をお持ちでない方は、
[ホワイト光電話]または[光電話(N)]へ加入時に新しい市外局番の電話番号が新規で発番されます。
一方、[BBフォン]では050から始まる電話番号を使用します。
050の電話番号をお持ちであっても、BBフォン加入時にBBフォン専用の050の電話番号が発番されて使用します。
サービス提供会社の違い
ソフトバンク光の3種類ある[ひかり電話]ではサービス提供会社に違いがあります。

ひかり電話 | 使用電話番号 |
---|---|
ホワイト光電話 | SoftBank |
光電話(N) | NTT東日本 NTT西日本 |
BBフォン | SoftBank |
ソフトバンク光の[ホワイト光電話]と[BBフォン]のサービスはSoftBankが提供しています。
一方、[光電話(N)]のサービスはNTT東日本/NTT西日本が提供しています。
光電話(N)の(N)とは、NTTの頭文字「N」を意味しています。

[光電話(N)]はソフトバンク光のオプションサービスなのでSoftBankと契約を締結しますが、サービス自体はNTT東日本とNTT西日本が提供しています。また、[光電話(N)]の毎月の利用料はソフトバンク光の料金と合算してSoftBankが請求します。
使用する電話番号を引き継ぎ可否の違い
固定電話で使用している電話番号をソフトバンク光の[ひかり電話]で同じ電話番号の引き継ぎ可否に違いがあります。

ひかり電話 | 使用中の電話番号 引き継ぎ可否 (番号ポータビリティ) |
---|---|
ホワイト光電話 | 引き継ぎ可能 NTT加入電話で発番した番号のみ |
光電話(N) | 引き継ぎ可能 |
BBフォン | 引き継ぎ不可 |
ホワイト光電話の場合は、[NTT加入電話]で発番された電話番号であれば同じ電話番号を引き継ぎ可能(番号ボータビリティが可能)です。
NTT加入電話をご利用中の場合、現在ご使用中の同じ電話番号をホワイト光電話で継続利用ができます。
光電話(N)の場合は、[NTT加入電話][フレッツ光電話][他社の光コラボ]で発番された電話番号であれば同じ電話番号を引き継ぎ可能(番号ボータビリティが可能)です。
フレッツ光からソフトバンク光へ[転用]で乗り換える場合や他社光コラボからソフトバンク光へ[事業者変更]で乗り換える場合、フレッツ光・他社光コラボのひかり電話で使用する同じ電話番号をソフトバンク光のひかり電話でも使用する場合は[光電話(N)]に加入します。
光コラボレーションとは、NTT東日本/NTT西日本が提供する[フレッツ光の光回線]を利用して提供されているインターネット接続サービスで、ソフトバンク光も光コラボレーションサービスです。
ソフトバンク光以外の主な他社の光コラボは以下:
ドコモ光、ビッグローブ光、OCN光、So-net光、@nifty光、楽天ひかり、ぷらら光、エキサイト光、@TCOMヒカリ、U-next光、IIJmioひかり、AsahiNet光、DTI光、Marubeni光、GMOとくとくBB光など
[BBフォン]は現在ご使用中の固定電話の電話番号は一切引き継げません。
(BBフォン加入時に新規発番される050の電話番号をBBフォンで使用します。)
毎月支払いが発生する月額利用料金の違い
ソフトバンク光の3種類ある[ひかり電話]では毎月発生する月額利用料金に違いがあります。
ひかり電話 | 月額利用料金 |
---|---|
ホワイト光電話 | 基本プラン: 月額513円 基本プランα: 月額1,037円 だれとでも定額 for 光電話: 月額1,551円 |
光電話(N) | 基本プラン(N): 月額550円 スマート基本プラン(N): 月額1,650円 |
BBフォン | 0円 |
[ホワイト光電話]には3つのプラン、[光電話(N)]には2つのプランが提供されており、各プランによって月額利用料に違いがあります。(月額利用料は通話しない月でも発生する支払いです。)
一方、[BBフォン]の月額利用料は0円です。
(BBフォンで通話しなかった月の料金は一切発生しません。)
ソフトバンク光のひかり電話(ホワイト光電話・光電話(N)・BBフォン)のプラン別の内容は以下でご確認ください。
以下、ソフトバンク光の[ホワイト光電話]のプラン別の内容です。
プラン | 内容 |
---|---|
基本プラン (月額513円) | - |
基本プランα (月額1,037円) | 固定電話宛の 国内通話が528円分付 +5つの電話オプション付 |
だれとでも定額 for 光電話 (月額1,551円) | 1回10分以内かつ月500回以内まで 国内通話の通話料が話し放題 +5つの電話オプション付 |
- [基本プラン]の月額利用料は513円です。
- [基本プランα]の月額利用料は1,037円です。
また、[基本プランα]には固定電話宛の国内通話が528円分付いており、尚且つ以下の5つの電話オプションを利用できます。 - [だれとでも定額 for 光電話]の月額利用料は1,551円です。
また、[だれとでも定額 for 光電話]には1回10分以内かつ月500回以内までの国内通話の通話料が話し放題で無料で、尚且つ以下の5つの電話オプションを利用できます。
[基本プランα]と[基本プランα]のいずれかに加入すると以下の5つの電話オプションが付いています。
- 番号表示サービス
- 番号通知リクエストサービス
- キャッチ電話サービス
- 着信転送サービス
- 着信お断りサービス
以下、ソフトバンク光の[光電話(N)]のプラン別の内容です。
プラン | 内容 |
---|---|
基本プラン(N) (月額550円) | - |
スマート基本プラン(N) (月額1,650円) | 6つの電話オプション付 |
- [基本プラン(N)]の月額利用料は550円です。
- [スマート基本プラン(N)]の月額利用料は1,650円です。
また、[スマート基本プラン(N)]には以下の6つの電話オプションを利用できます。
[スマート基本プラン(N)]のいずれかに加入すると以下の6つの電話オプションが付いています。
- 番号表示
- 番号通知リクエスト
- キャッチ電話
- 多機能転送
- 着信お断り
- 着信お知らせメール
上記の電話オプションを個別に加入すると合計で月額1,870円もするので、個別に加入するよりは「スマート基本プラン(N)」の料金プランに加入した方がお得です。
BBフォンにはプランはなく月額利用料が0円です。
(BBフォンで通話した月のみ通話料が発生します。)
[おうち割 光セット]適用の目的で光電話へ加入する方は、月額利用料が発生するホワイト光電話や光電話(N)でなく月額利用料が無料の[BBフォン]を加入しましょう。

ソフトバンク光のひかり電話である[ホワイト光電話]または[光電話(N)]への加入をご検討中の方は、各プランとプラン別の内容をよく理解しておきましょう。
通話した際の通話料の違い
ソフトバンク光の3種類ある[ひかり電話]は相手に電話した際の通話料に違いがあります。
以下では、[国内固定電話宛][SoftBank携帯宛][他社携帯電話宛]の3つに分けて通話料の違いを比較しています。
国内の固定電話宛ての通話料
ホワイト光電話・光電話(N)・BBフォンから固定電話宛てへ電話した際の通話料は以下です。
ひかり電話 | 通話料 |
---|---|
ホワイト光電話 | 8.789円/3分 |
光電話(N) | 8.8円/3分 |
BBフォン | 8.789円/3分 |
国内の固定電話宛の通話料は[ホワイト光電話][光電話(N)][BBフォン]ともにほぼ同額です。
光電話(N)は0.011円高めです。
国内の固定電話宛てに1回10分以内の通話をする機会が多いなら、1回10分以内かつ月500回以内まで通話料が無料となるホワイト光電話の[だれとでも定額 for 光電話(月額1,551円)]の加入がおすすめです。
SoftBank携帯電話宛ての通話料
ホワイト光電話・光電話(N)・BBフォンからSoftBank携帯電話宛てへ電話した際の通話料は以下です。
ひかり電話 | 月額利用料金 |
---|---|
ホワイト光電話 | ホワイトコール24加入で: 通話料無料 ホワイトコール24未加入で: 17.6円/1分 |
光電話(N) | 17.6円/分 |
BBフォン | ホワイトコール24加入で: 通話料無料 ホワイトコール24未加入で: 23時~8時:22円/分 8時~23時:27.5円/分 |
SoftBank携帯電話宛てへ電話かける機会が多い場合はホワイトコール24の加入で通話料が無料となる[ホワイト光電話]または[BBフォン]への加入がおすすめです。
ホワイトコール24は[ホワイト光電話]または[BBフォン]からSoftBank携帯電話宛てへの国内通話料が24時間無料となるSoftBankのサービスです。ホワイトコール24は毎月の定額料は無料です。
[ホワイト光電話]または[BBフォン]の加入者は、加入者家族が契約するSoftBank携帯電話を最大10回線までホワイトコール24に登録可能です。
家族が契約しているSoftBank携帯電話へ電話する機会が多い場合は[ホワイト光電話]または[BBフォン]に加入してホワイトコール24に申し込めば通話料無料で利用できます。
他社携帯電話宛ての通話料
ホワイト光電話・光電話(N)・BBフォンからSoftBank以外の他社携帯電話宛てへ電話した際の通話料は以下です。
ひかり電話 | 月額利用料金 |
---|---|
ホワイト光電話 | 17.6円/分 |
光電話(N) | 17.6円/分 |
BBフォン | 23時~8時:22円/分 8時~23時:27.5円/分 |
他社携帯電話宛の通話料は[ホワイト光電話][光電話(N)]ともに同額です。
[BBフォン]から他社携帯電話宛てへの通話料はホワイト光電話・光電話(N)よりも若干高めです。
国内のSoftBank以外の携帯電話宛てに1回10分以内の通話をする機会が多いなら、1回10分以内かつ月500回以内まで通話料が無料となるホワイト光電話の[だれとでも定額 for 光電話(月額1,551円)]の加入がおすすめです。
ソフトバンク光のひかり電話はどのサービスと加入すべきかを解説

上記で解説したように、ソフトバンク光の固定電話オプションサービスである[ひかり電話]は3種類ありますので「結局ひかり電話はどれに加入すれば良いのか?」という疑問を持った方もいらっしゃると思います。
そこで、ソフトバンク光の3種類のひかり電話で「どのサービスがおすすめか」を解説します。
ホワイト光電話の加入をオススメする方を解説
ソフトバンク光の[ホワイト光電話]は以下のような方々におすすめです。
ソフトバンク光の[ホワイト光電話]は、NTT加入電話で発番された電話番号なら同じ電話番号を使用できます。
ただし、[ホワイト光電話]はフレッツ光や他社光コラボ等のひかり電話で発番された同じ電話番号は使用できません。

市外局番の電話番号をお持ちでない方でも[ホワイト光電話]に加入すれば、新しい市外局番の電話番号を無料で新規発番(発行)してくれます。
また、[ホワイト光電話]に加入して月額定額料・登録料ともに無料の”ホワイトコール24”にも加入すると、SoftBank携帯電話宛やSoftBankが提供する固定電話(ホワイト光電話、おうちのでんわ、BBフォンなど)への通話料が無料になります。
[ホワイト光電話]は、NTT加入電話で新規発番(取得)した電話番号であれば同じ電話番号をそのまま引き継ぐことが可能ですし、SoftBank携帯電話宛などSoftBank提供の固定電話サービスへの通話料が無料になる点もおすすめポイントです。
光電話(N)の加入をオススメする方を解説
ソフトバンク光の[光電話(N)]は以下のような方々におすすめです。
[光電話(N)]は、ホワイト光電話と同様にNTT加入電話で発番された電話番号なら同じ電話番号を使用できます。
また、フレッツ光や他社の光コラボレーション(ドコモ光やビッグローブ光など)のひかり電話で発番された電話番号でも[光電話(N)]ならそのまま同じ電話番号を使用できます。

市外局番の電話番号をお持ちでない方でも[光電話(N)]に加入すれば、新しい市外局番の電話番号を無料で新規発番(発行)してくれます。
また[光電話(N)]なら最大5つまで市外局番の電話番号が使用できます。
また、[光電話(N)]で新規発番された電話番号なら他社光コラボレーション(ドコモ光やビッグローブ光など)へ事業者変更で乗り換えた場合でも他社ひかり電話でも同じ電話番号を使用することが可能です。
光電話(N)で新規発番された電話番号は、今後ソフトバンク光から他社光コラボレーション(ドコモ光やビッグローブ光など)へ事業者変更で乗り換えるとソフトバンク光の[光電話(N)]で発番された同じ電話番号をそのまま使用できます。
ちなみに、ホワイト光電話で新規発番された電話番号は他社の固定電話サービスでは使用できません。
BBフォンの加入をオススメする方を解説
ソフトバンク光の[BBフォン]は以下のような方々におすすめです。
[ホワイト光電話]及び[光電話(N)]は電話をかけなかった月でも月額利用料の支払いが必要ですが、[BBフォン]は月額利用料が無料なので電話をかけなかった月の支払いは不要となります。
ただし、BBフォンの月額利用料は0円ではあるものの、使用する電話番号は050で市外局番ではありません。
(固定電話で使用する同じ電話番号はBBフォンでは使用できません。)
また、SoftBank/Y!mobileの携帯電話料金が毎月割引となる[おうち割 光セット]を適用するには、ソフトバンク光のインターネット契約に加えて以下のオプションサービスに加入することが条件です。
以下、すべての指定オプションに加入することも[おうち割 光セット]の条件です。
もし、ひかり電話の加入は不要なものの、おうち割 光セットを適用する目的でひかり電話に加入する場合は月額利用料が0円の[BBフォン]への加入をおすすめします。
まとめ
この記事ではソフトバンク光の3種類あるひかり電話の違いやどのひかり電話に加入すべきかを解説しました。
ソフトバンク光の固定電話オプションサービスである[ひかり電話]ではホワイト光電話・光電話(N)・BBフォンの3種類が提供されており、各ひかり電話には様々な違いがあります。
以下、ホワイト光電話・光電話(N)・BBフォンの主な違いをまとめた表です。
ホワイト光電話 | 光電話(N) | BBフォン | |
---|---|---|---|
電話番号 | 市外局番 | 市外局番 | 050番号 |
提供会社 | SoftBank | NTT東日本 NTT西日本 | SoftBank |
電話番号 引き継ぎ可否 | 可能 | 可能 | 不可 |
月額利用料金 | 月額513円 基本プランの場合 | 月額550円 基本プランの場合 | 0円 |
通話料 | 固定電話宛 8.789円/3分 SoftBank宛 通話料無料 ホワイトコール24の場合 | 固定電話宛 8.8円/3分 SoftBank宛 東日本:19.25円/分 西日本:19.8円/分 | 固定電話宛 8.789円/3分 SoftBank宛 通話料無料 ホワイトコール24の場合 |
ソフトバンク光のひかり電話である[ホワイト光電話]または[光電話(N)]は市外局番の電話番号が使用可能ですが、[BBフォン]は市外局番でなく050から始まる電話番号を使用します。
また、ソフトバンク光の3種類あるひかり電話はSoftBankとの契約となりますが、[光電話(N)]はNTT東日本/NTT西日本がサービスを提供します。(光電話(N)のNは、NTTのNです。)
[ホワイト光電話]または[光電話(N)]は現在固定電話で使用する同じ電話番号を使用できます(番号ポータビリティが利用可能です。)ただし、[ホワイト光電話]はNTT加入電話で発番された電話番号のみ番号ポータビリティ可能です。
以下は、[ホワイト光電話][光電話(N)][BBフォン]のどのサービスがおすすめです。