ソフトバンク光のオプションサービス[ホームゲートウェイ(N)]をお調べですね。
ソフトバンク光を契約している方の中には[ホームゲートウェイ(N)]という機器をレンタルできるオプションサービスに加入している方も多く、「ホームゲートウェイ(N)とは必要な機器なのか?」「ホームゲートウェイ(N)は不要でいらないのでは?」と疑問をお持ちの方がいらっしゃいます。
ソフトバンク光のホームゲートウェイ(N)は複数の機能が内蔵されている機器です。
全ての機能が内蔵されてる機種もあればひかり電話機能がない機種など、ホームゲートウェイ(N)には様々な機種があります。
現在、ソフトバンク光を契約中の方で[ホームゲートウェイ(N)]を設置済みの場合は、ホームゲートウェイ(N)は必要なので解約(利用停止)はできません。
この記事ではソフトバンク光のオプションサービスである[ホームゲートウェイ(N)]を設置しているのかを確認する方法を解説するとともに、ホームゲートウェイ(N)に内蔵されている機能、設置されている理由、そしてホームゲートウェイ(N)の月額利用料をまとめて解説しています。
※以下、表示金額はすべて「税込」です。
目次
ソフトバンク光のホームゲートウェイ(N)の機能を解説

ソフトバンク光を契約中の方で[ホームゲートウェイ(N)]が設置済みの場合、「ホームゲートウェイは必要なのか?」「ホームゲートウェイはいらないのでは?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃいます。
そこで、ソフトバンク光で設置されているホームゲートウェイの役割(機能)を理解しましょう。
ホームゲートウェイに搭載されている主な機能は以下です。
- 光信号とデジタル信号を相互に交換する「ONU機能」
- 光電話(N)やホワイト光電話が利用可能になる[光電話機能]
- Wi-Fi接続が可能となる「無線LAN機能」
ホームゲートウェイ(N)は上記のような複数の機能が1つの機器で利用できる便利な機器です。
以下で詳しく解説します。
機能① 光信号とデジタル信号を相互に交換する[ONU機能]
ソフトバンク光のように[光回線]でインターネットに接続するサービスは[光信号]でデータをやり取りしていますが、パソコンやスマホなどは[光信号]は処理できず[デジタル信号]へ変換する必要があります。

パソコンやスマホなどインターネットに接続する端末で利用できるように、[光信号からデジタル信号へ]そして[デジタル信号から光信号]へ信号を変換する重要な機器が[ONU(光回線終端装置)]と呼ばれる機器です。

本来、ONUは信号を変換する機器のことですが、[ONU][光電話機能][無線LAN機能]など複数の機能を1つの機器で利用できるのが[ホームゲートウェイ]と呼ばれる機器です。
以下のようの場合はNTTのロゴが付いた機器が2台設置されます。
ONU機能がなく[ひかり電話機能][無線LAN機能]のみが利用できるホームゲートウェイの型番(機種)もあり、ONU機能がないホームゲートウェイの場合は別途[ONU]のNTT機器も設置されています。
ONU機能がないホームゲートウェイの主な型番:RT-400、RT-S300、RT-500、RX-600

ONU機能がないホームゲートウェイの場合、[光信号からデジタル信号へ]そして[デジタル信号から光信号]へ信号を変換するための[ONU(光回線終端装置)]も別途設置されています。
[ONU]と[ホームゲートウェイ]が2台設置されている場合は、フレッツ光を契約時にインターネット契約後に「ひかり電話」を追加して加入した可能性があります。後から「ひかり電話」へ加入した場合は既に設置されていた[ONU]に加えて、[ONU機能を持たない(ひかり電話機能がある)ホームゲートウェイ]を追加で設置する事があります。
また、最大通信速度が10Gbpsの[ソフトバンク光 10ギガ]を契約した場合も[ONU]と[ホームゲートウェイ(N)10ギガ]の2台のNTT機器が設置されます。
機能② 光電話(N)やホワイト光電話が利用可能になる[光電話機能]
ホームゲートウェイ(N)の主な機能として挙げられるのが[光電話機能]です。
ソフトバンク光には様々なオプションサービスが加入することができますが、[ホワイト光電話][BBフォン][光電話(N)]の3つの固定電話オプションサービス(ひかり電話)にも加入できます。

ソフトバンク光の固定電話サービス[光電話(N)]に加入した場合には、[ホームゲートウェイ(N)]の光電話機能を利用する必要があるため、光電話(N)に加入すると[ホームゲートウェイ(N)]が必要です。
ソフトバンク光の固定電話サービスである[ホワイト光電話][BBフォン]ではホームゲートウェイ(N)でなく[光BBユニット]と呼ばれる機器のレンタルが必要となります。
光電話(N)は[NTT一般加入電話][フレッツ光のひかり電話][他社光コラボのひかり電話]で新規発番された電話番号をソフトバンク光へ乗り換えても同じ電話番号を利用できる”番号ポータビリティ”が可能な固定電話オプションサービスです。
光電話(N)が未加入なのにホームゲートウェイが設置されているケースもあります。
以前フレッツ光の光電話を加入していた方、ソフトバンク光の光電話(N)を加入していたが現在は光電話(N)を廃止(解約)している方などは、光電話(N)未加入であってもホームゲートウェイが設置されている場合があります。
また、ソフトバンク光10ギガを契約した場合は無条件で[ホームゲートウェイ(N)10ギガ]が設置されます。
機能③ Wi-Fi接続が可能となる[無線LAN機能]
ホームゲートウェイ(N)にはWi-Fi接続が可能となる[無線LAN機能]も搭載されています。

ただし、ホームゲートウェイ(N)の無線LAN機能を利用してWi-Fi接続するには、基本的に上記のような専用の[無線LANカード]のレンタルが必要となります。
ただし、無線LANカードが不要のホームゲートウェイの機種があります。
その場合は無線LANカードのレンタルは不要です。

無線LANカードをレンタルしてホームゲートウェイ(N)に挿し込むと無線LANカードがWi-Fiを発信し始めます。

無線LANカードが発信するWi-Fiをパソコンやスマホなどで接続すると配線なしで(LANケーブルを利用せずに)インターネットが利用できるようになります。
ソフトバンク光ではホームゲートウェイ(N)の無線LAN機能でWi-Fi接続をする場合には[無線LAN(N)]という有料のオプションサービスにも加入する必要があります。(無線LAN(N)の月額利用料については後ほど詳しく解説します。)
ソフトバンク光でホームゲートウェイ(N)が設置済みかを確認する方法

ソフトバンク光はNTT東日本/NTT西日本のフレッツ光の[光回線]を利用してインターネットに接続する”光コラボレーション”と呼ばれるサービスで、設置される機器もNTT東日本/NTT西日本の機器が利用されます。
設置済みの機器がホームゲートウェイ(N)かを確認する
設置済みのNTT機器が[ホームゲートウェイ(N)]であるかは、機器側面のラベルを確認すると解ります。

NTT機器側面のラベルに上記の型番が記載されていた場合、その機器は[ホームゲートウェイ]です。

ソフトバンク光を契約中の方で「PR」「RV」「RT」「XG」から始まる型番のNTT機器が設置されていた場合は「ホームゲートウェイ」と呼ばれる機器となります。
ホームゲートウェイ(N)ではないNTT機器
ソフトバンク光を契約中で設置済みのNTT機器がすべてホームゲートウェイとは限りません。
「PR」「RV」「RT」「XG」以外のNTT機器はホームゲートウェイでなく、[ONU(光回線終端装置)]または[VDSL装置(モデム)]と呼ばれる機器です。

正面に”ONU”と記載されている機器は[ONU(光回線終端装置)]、”VDSL”と記載されている機器は[VDSL装置(モデム)なのでホームゲートウェイ(N)ではありません。

NTT機器である[ONU(光回線終端装置)]は光信号とデジタル信号の相互変換器です。

NTT機器である[VDSL装置]はアナログ信号とデジタル信号の相互変換器です。
マンション等の集合住宅内の電話線を利用している場合は、電話線で利用する[アナログ信号からデジタル信号へ]そして[デジタル信号からアナログ信号へ]変換する装置がVDSL装置です。
ソフトバンク光を契約中でホームゲートウェイ(N)が設置されている理由

ソフトバンク光を契約中の方で「なぜ、ホームゲートウェイ(N)が設置されているの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、ホームゲートウェイ(N)が設置されている理由があります。
- [光電話(N)]に加入している(または加入していた)
- 過去にフレッツ光や他社光コラボなどの[ひかり電話]に加入していた
以下で詳しく設置理由を解説します。
設置理由① [光電話(N)]に加入している(または加入していた)
ソフトバンク光を契約中でホームゲートウェイ(N)が設置されている場合、最も多い設置理由が「光電話(N)に加入している」または「過去に光電話(N)を加入していた」可能性が高いです。

この記事の上部でも解説しましたが、ソフトバンク光の固定電話オプションサービス[光電話(N)]ではホームゲートウェイ(N)に内蔵されている”光電話機能”を利用するため、光電話(N)に加入するとホームゲートウェイ(N)の設置が必須です。

要するにソフトバンク光で光電話(N)を利用する際にはホームゲートウェイ(N)の設置が必要となる機器、という事になります。
光電話(N)が未加入でもホームゲートウェイ(N)が設置されている場合
上記でも解説したように、ソフトバンク光の固定電話オプションサービス[光電話(N)]を利用する場合には、ホームゲートウェイ(N)が設置されますが、光電話(N)が未加入でもホームゲートウェイ(N)が設置されている場合があります。

ソフトバンク光の[光電話(N)]を過去に利用しており現在は[光電話(N)]を廃止(解約)している場合、引き続きホームゲートウェイ(N)の”ONU機能”を利用するために光電話(N)に未加入であってもホームゲートウェイ(N)が設置されている場合があります。

ホームゲートウェイ(N)の”ONU機能”を利用するために、光電話(N)を解約した後もホームゲートウェイ(N)を設置されたままになる場合があるんです。
設置理由② フレッツ光や光コラボなどの[光電話]に加入していた
過去に[フレッツ光]または[他社光コラボ]のインターネットを契約していた場合は、ソフトバンク光でホームゲートウェイ(N)が設置されている可能性があります。
フレッツ光ネクストの光回線を利用して提供しているサービスのことを[光コラボ]といいます。
主な光コラボサービス:
ソフトバンク光、ドコモ光、ビッグローブ光、OCN光、So-net光、@nifty光、楽天ひかり、ぷらら光、エキサイト光、@TCOMヒカリ、U-next光、IIJmioひかり、AsahiNet光、DTI光、Marubeni光、GMOとくとくBB光、GMO光アクセスなど

過去にフレッツ光ネクストを契約しており[フレッツ光の光電話]にも加入していた方、または過去に他社の光コラボを契約しており[他社光コラボの光電話]にも加入していた方は、”光電話機能”を利用するためにホームゲートウェイが設置されます。

しかし、上記イラストのように[フレッツ光の光電話]だけを解約した場合、または[他社光コラボの光電話]だけを解約した場合にはホームゲートウェイの”ONU機能”を利用するために設置しているホームゲートウェイをそのまま継続して利用します。

その後、フレッツ光から[転用]でソフトバンク光へ乗り換えた場合、または他社光コラボから[事業者変更]でソフトバンク光へ乗り換えた場合は、今まで利用していた機器は基本的に継続利用するので過去に光電話で利用していたホームゲートウェイがソフトバンク光でも継続して利用されることになります。

過去にフレッツ光や光コラボの”光電話”を利用しており、光電話を解約後に[転用]や[事業者変更]でソフトバンク光へ乗り換えた場合は過去に利用していたホームゲートウェイがそのまま利用されています。
ソフトバンク光のホームゲートウェイ(N)の月額利用料金

ここからはソフトバンク光のオプションサービス(レンタル)である[ホームゲートウェイ(N)]の月額利用料を解説しますが、以下のケースによって[ホームゲートウェイ(N)]の月額利用料に違いがあります。
以下で詳しく解説します。
ソフトバンク光 1ギガでホームゲートウェイ(N)を新規加入した場合
最大通信速度1Gbpsの[ソフトバンク光 1ギガ]が新規契約の方で、固定電話オプションサービスの[光電話(N)]にも加入した場合には[ホームゲートウェイ(N)]を新規加入する必要があります。
ホームゲートウェイ(N)を新規で申し込みした場合の月額利用料は以下です。
ホームゲートウェイ(N) | 月額495円 |
ソフトバンク光をインターネット契約時(またはインターネット契約後)に[ホームゲートウェイ(N)]を新規で申し込みした場合は月額495円の利用料(レンタル料)の支払いが発生します。

ソフトバンク光の固定電話オプションサービスの「光電話(N)」に新規加入した場合は、ホームゲートウェイ(N)にも新規で加入する(レンタルする)必要があり、その場合の月額利用料は495円です。
ソフトバンク光のオプションサービスでは[光BBユニット]と呼ばれる機器もレンタル可能ですが、光BBユニットにも光電話機能が内蔵されていますので、光電話(N)ではホームゲートウェイ(N)をレンタルせずに光BBユニットをレンタルして光BBユニットの光電話機能を利用することも可能です。その場合、光BBユニットレンタル(月額513円)に加えて光電話機能(月額409円)の支払いが発生します。
ソフトバンク光 10ギガを新規した場合
最大通信速度10Gbpsの[ソフトバンク光 10ギガ]では[ホームゲートウェイ(N)10ギガ]と呼ばれる機器が必要です。

ホームゲートウェイ(N)10ギガ | 月額550円 |
ソフトバンク光 10ギガでは[ホームゲートウェイ(N)10ギガ]のレンタルが必要であるため、ソフトバンク光 10ギガの月額基本料(インターネット利用料)に加えて[ホームゲートウェイ(N)10ギガ]のレンタル料として月額550円の支払いも必要となります。
ソフトバンク光 10ギガで加入可能な固定電話サービスは[ホワイト光電話]のみです。ソフトバンク光 10ギガでは[光電話(N)]には加入できませんが[ホームゲートウェイ(N)10ギガ]のレンタルが必要です。
ソフトバンク光 10ギガで[ホワイト光電話]にも加入する場合、[ホームゲートウェイ(N)10ギガ]に加えて[光BBユニット]のレンタルも必要となります。
転用/事業者変更後にホームゲートウェイを継続利用する場合
フレッツ光ネクストからソフトバンク光へ[転用]で乗り換えた場合、そして他社光コラボからソフトバンク光へ[事業者変更]で乗り換えた場合、フレッツ光・他社光コラボで利用していたホームゲートウェイをそのままソフトバンク光でも利用する場合の月額利用料について解説します。
NTT東日本エリアとNTT西日本エリアによってホームゲートウェイ(N)の月額利用料に違いがあります。
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県
富山県、石川県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
NTT東日本エリアのホームゲートウェイ(N)の月額利用料
以下、NTT東日本エリアでソフトバンク光を契約する方のホームゲートウェイ(N)の月額利用料です。
NTT東日本エリアの場合、回線タイプによってホームゲートウェイ(N)の月額利用料が発生します。
住居タイプ | 回線タイプ | ホームゲートウェイ(N) 月額利用料 |
---|---|---|
戸建住宅 | ギガスピード | 0円 |
ハイスピード | 0円 | |
ファミリー | 0円 | |
ファミリー・ライト | 0円 | |
集合住宅 | ギガスピード | 0円 |
ハイスピード | 495円 | |
マンション | 495円 |
NTT東日本エリアでソフトバンク光の[ホームゲートウェイ(N)]を利用する場合の月額利用料は基本的に無料です。
しかし、NTT東日本エリアの集合住宅(マンションタイプ)でソフトバンク光を契約中で使用している回線タイプが[ハイスピード]または[マンション]の場合はホームゲートウェイ(N)の月額利用料は495円です。
NTT東日本エリアのホームゲートウェイ(N)の月額利用料
以下、NTT西日本エリアでソフトバンク光を契約する方のホームゲートウェイ(N)の月額利用料です。
NTT西日本エリアの場合、[光電話(N)]に加入していない場合はホームゲートウェイ(N)の月額利用料が発生します。
ホームゲートウェイ(N) 月額利用料 | |
---|---|
光電話(N)あり | 0円 |
光電話(N)なし | 495円 |
NTT西日本エリアでソフトバンク光の固定電話オプションサービス[光電話(N)]に加入している方は[ホームゲートウェイ(N)]の月額利用料は無料です。
しかし、NTT西日本エリアでソフトバンク光の[光電話(N)]に未加入の場合は、ホームゲートウェイ(N)の月額利用料は495円です。
まとめ
この記事では、ソフトバンク光を契約中でホームゲートウェイ(N)が設置されている方を対象に、ホームゲートウェイ(N)の主な機能や設置されているNTT機器がホームゲートウェイ(N)かを確認する方法、ホームゲートウェイ(N)が設置されている理由、そして月額利用料(レンタル料)について解説しました。
ソフトバンク光のホームゲートウェイ(N)は[ONU機能][光電話機能][無線LAN機能]など複数の機能が1台で利用できるブロードバンドルーターで、基本的に固定電話オプションサービス[光電話(N)]に加入する方が必要となる機器です。
ただし、ソフトバンク光の[光電話(N)]に加入していなくても、「過去に光電話(N)に加入していた場合」や「フレッツ光や他社光コラボを契約時に光電話に加入していた場合」には、ホームゲートウェイを継続利用してONU機能だけを利用している場合もあります。