ソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)を契約検討中ですね。
ソフトバンク光を戸建住宅で契約する場合は、基本的に「ファミリータイプ」と呼ばれる形態で契約します。
ソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)では[ソフトバンク光 1ギガ]と[ソフトバンク光 10ギガ]の2つのサービスが提供されており、[ソフトバンク光 1ギガ]と[ソフトバンク光 10ギガ]で最大通信速度や月額基本料などに違いがあります。
以下、ソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)の概要をまとめた表です。
※以下、表示金額はすべて「税込」です。
住居タイプ | 戸建住宅(ファミリータイプ) |
最大通信速度 | ソフトバンク光 1ギガ 最大1Gbps ソフトバンク光 10ギガ 最大10Gbps |
月額基本料 | ソフトバンク光 1ギガ 月額5,720円 ソフトバンク光 10ギガ 月額6,380円 ※2年自動更新プランの場合 |
平均下り速度 | ソフトバンク光 1ギガ 355.65Mbps ソフトバンク光 10ギガ 998.63Mbps |
初期費用 | 契約事務手数料 3,300円 開通工事費 最大31,680円 |
目次
ソフトバンク光が戸建住宅(ファミリータイプ)での契約となる場合を解説
ソフトバンク光を契約予定の方の中には「戸建住宅(ファミリータイプ)とは何なのか」を理解しないままに申し込みをする方が多くいらっしゃいます。
戸建住宅なのでマンションやアパートなどの「集合住宅にお住まいの方は関係ない」、と思っている方も多いのですが、集合住宅にお住まいであってもソフトバンク光が「戸建住宅(ファミリータイプ)」での契約となる場合があります。
「戸建住宅」と聞くと一軒家をイメージする方が多く、「ソフトバンク光を集合住宅で契約するから関係ない」と考える方がいらっしゃるのですが集合住宅にお住まいであっても戸建住宅(ファミリータイプ)での契約となる場合があります。
以下で詳しく解説します。
東日本は3戸以下、西日本エリアは5戸以下の集合住宅にお住まいの場合
以下のような集合住宅でソフトバンク光を契約する場合は「戸建住宅(ファミリータイプ)」での契約となります。
ソフトバンク光が戸建住宅(ファミリータイプ)での契約となる集合住宅は以下です。
東日本 | 3戸以下 |
西日本 | 5戸以下 |
ソフトバンク光を契約予定の建物がマンションやアパートなどの集合住宅の場合で、東日本エリアの場合は3戸以下/西日本エリアの場合は5戸以下の場合は集合住宅(マンションタイプ)ではなく戸建住宅(ファミリータイプ)での契約となります。
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県
富山県、石川県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
一軒家にお住まいの場合は、無条件にソフトバンク光は戸建住宅(ファミリータイプ)での契約となります。
ソフトバンク光を契約する建物が集合住宅なのに「戸建住宅(ファミリータイプ)での契約となる」という方は、戸数(部屋の数)が少ない集合住宅である可能性があります。また、以下で解説するように接続装置が未導入の可能性もあります。
集合住宅の共有スペースに接続設備が導入されていない場合
以下のような集合住宅でソフトバンク光を契約する場合は「戸建住宅(ファミリータイプ)」での契約となります。
ソフトバンク光を契約予定の集合住宅が東日本エリアで4戸以上/西日本エリアで6戸以上であっても集合住宅の共有スペースに光回線の接続装置が導入されていない場合は、集合住宅であっても「戸建住宅(ファミリータイプ)」での契約となります。
マンションなど集合住宅なのに、ソフトバンク光の契約が戸建住宅(ファミリータイプ)となることを業界用語で「マンファミ」と呼びます。(マンションなのにファミリータイプになるので略して「マンファミ」です)
ちなみに、ソフトバンク光を契約予定の集合住宅の共有スペースに光回線の接続装置が導入済みの場合は、戸建住宅(ファミリータイプ)ではなく「集合住宅(マンションタイプ)」での契約となります。
上記イラストのように、ソフトバンク光を契約予定の集合住宅に”光回線”が繋がっており、共有スペースに接続装置が導入されて各部屋へ回線が繋がっている状態の場合は集合住宅(マンションタイプ)での契約となります。
ソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)の料金プランを解説
ここからは、ソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)の月額基本料(インターネット利用料)を解説します。
ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約する場合の料金プランは以下の3つです。
ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)では「2年自動更新プラン」「5年自動更新プラン(TVセット)」「自動更新なしプラン」の3つの料金プランが提供されており、3つのいずれかの料金プランで契約します。
5年自動更新プラン(TVセット)という料金プランは、ソフトバンク光のインターネット契約に加えて有料オプションサービス(テレビ視聴サービス)である「ソフトバンク光テレビ」の加入者限定プランです。
そのため、ソフトバンク光を5年自動更新プラン(TVセット)で契約できる方は少ないので「5年自動更新プランという料金プランもあるのね」という程度の認識で構いません。
ソフトバンク光 1ギガ(ファミリータイプ)の月額基本料金
ソフトバンク光 1ギガの最大通信速度は一般的な[1Gbps]です。
また、ソフトバンク光 1ギガでインターネットに接続する光回線は全国的に張り巡らされているため、基本的にどの地域でも契約可能なサービスとなっています。
以下の表は、最大通信速度1Gbpsのソフトバンク光 1ギガを戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合の料金プラン別の月額基本料(インターネット利用料)です。
ソフトバンク光 1ギガ | 月額基本料 |
---|---|
2年自動更新プラン | 5,720円 |
5年自動更新プラン | 5,170円 |
自動更新なしプラン | 6,930円 |
ソフトバンク光 1ギガを戸建住宅(ファミリータイプ)の「2年自動更新プラン」で契約した場合の月額基本料は5,720円・「5年自動更新プラン」で規約した場合の月額基本料は5,170円・「自動更新なしプラン」で契約した場合の月額基本料は6,930円です。
上記でも解説しましたが、5年自動更新プランは有料オプションである「ソフトバンク光テレビ」にも加入した方が契約できる料金プランです。そのため、9割の方は[2年自動更新プラン]でソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)を契約されています。
ソフトバンク光 10ギガ(ファミリータイプ)の月額基本料金
ソフトバンク光 10ギガの最大通信速度は最速の[10Gbps]です。(ソフトバンク光 1ギガの10倍)
また、ソフトバンク光 10ギガは2020年4月1日にサービスを提供開始されたばかりで、ソフトバンク光 10ギガを利用可能な地域(契約できる地域)が少ないサービスです。
以下、2024年11月現在にソフトバンク光 10ギガが提供されている地域です。
北海道 | 札幌市、室蘭市、石狩郡当別町、石狩市、登別市、苫小牧市、北広島市 |
---|---|
宮城県 | 仙台市、塩竃市、岩沼市、気仙沼市、宮城郡七ヶ浜町、柴田郡村田町、柴田郡大河原町、石巻市、多賀城市、白石市 |
茨城県 | つくば市、ひたちなか市、笠間市、古河市、高萩市、桜川市、取手市、常総市、神栖市、水戸市、石岡市、潮来市、土浦市、日立市、龍ケ崎市、稲敷郡阿見町、稲敷郡美浦村、猿島郡境町 |
栃木県 | 宇都宮市、佐野市、小山市、真岡市、足利市、栃木市、那須塩原市、芳賀郡芳賀町 |
群馬県 | 安中市、伊勢崎市、館林市、桐生市、高崎市、渋川市、沼田市、前橋市、太田市、藤岡市、北群馬郡吉岡町、北群馬郡榛東村、邑楽郡千代田町、邑楽郡板倉町、邑楽郡明和町、利根郡昭和村 |
埼玉県 | さいたま市、ふじみ野市、羽生市、越谷市、桶川市、加須市、吉川市、久喜市、狭山市、熊谷市、戸田市、幸手市、行田市、鴻巣市、坂戸市、三郷市、志木市、児玉郡神川町、春日部市、所沢市、上尾市、新座市、深谷市、川越市、川口市、草加市、秩父郡横瀬町、秩父郡小鹿野町、秩父市、朝霞市、鶴ヶ島市、東松山市、南埼玉郡宮代町、日高市、入間郡三芳町、入間市、白岡市、八潮市、飯能市、比企郡滑川町、富士見市、北葛飾郡杉戸町、北足立郡伊奈町、北本市、本庄市、蓮田市、和光市、蕨市、比企郡小川町、比企郡吉見町、入間郡毛呂山町 |
千葉県 | 千葉市、旭市、印西市、浦安市、我孫子市、鎌ケ谷市、鴨川市、君津市、佐倉市、山武市、四街道市、市原市、市川市、習志野市、松戸市、成田市、船橋市、袖ケ浦市、大網白里市、銚子市、東金市、柏市、白井市、八街市、八千代市、富里市、茂原市、木更津市、野田市、流山市、香取市、匝瑳市 |
東京都 | 23区、あきる野市、稲城市、羽村市、国分寺市、国立市、狛江市、三鷹市、小金井市、小平市、昭島市、清瀬市、西多摩郡瑞穂町、西東京市、青梅市、多摩市、町田市、調布市、東久留米市、東村山市、東大和市、日野市、八王子市、府中市、武蔵村山市、武蔵野市、福生市、立川市 |
神奈川県 | 横浜市、川崎市、相模原市、綾瀬市、伊勢原市、横須賀市、海老名市、鎌倉市、茅ヶ崎市、厚木市、高座郡寒川町、座間市、小田原市、秦野市、逗子市、足柄上郡開成町、足柄上郡松田町、足柄上郡大井町、足柄上郡中井町、大和市、中郡大磯町、中郡二宮町、藤沢市、平塚市、南足柄市、三浦郡葉山町 |
新潟県 | 新潟市 |
岐阜県 | 美濃加茂市、岐阜市、羽島市、可児郡御嵩町、可児市、各務原市、関市、高山市、瑞穂市、多治見市、大垣市 |
静岡県 | 藤枝市、袋井市、富士宮市、三島市、浜松市、焼津市、磐田市、静岡市、裾野市、掛川市、御殿場市、駿東郡長泉町、沼津市、富士市 |
愛知県 | 名古屋市、岡崎市、豊川市、刈谷市、江南市、小牧市、津島市、春日井市、北名古屋市、半田市、瀬戸市、大府市、豊橋市、豊田市、安城市、あま市、知立市、長久手市、みよし市、愛知郡東郷町、一宮市、稲沢市、蒲郡市、岩倉市、常滑市、清須市、西尾市、東海市、日進市、尾張旭市、碧南市 |
三重県 | 津市、四日市市、伊勢市、桑名市、鈴鹿市 |
滋賀県 | 草津市、彦根市、大津市、長浜市、守山市、栗東市、近江八幡市 |
京都府 | 京都市、長岡京市、向日市、亀岡市、八幡市、宇治市、京田辺市、城陽市、木津川市 |
大阪府 | 大阪市、東大阪市、八尾市、松原市、藤井寺市、豊中市、堺市、茨木市、吹田市、大東市、門真市、豊中市、枚方市、高槻市、寝屋川市、岸和田市、守口市、箕面市、泉大津市、交野市、四条畷市、泉佐野市、泉南市、大阪狭山市、池田市、富田林市、和泉市 |
兵庫県 | 加古川市、伊丹市、神戸市、姫路市、尼崎市、西宮市、明石市、芦屋市、三田市、川西市、宝塚市 |
奈良県 | 奈良市、橿原市、香芝市、大和高田市、北葛城郡王寺町 |
和歌山県 | 和歌山市、田辺市、岩出市 |
以下の表は、最大通信速度10Gbpsのソフトバンク光 10ギガを戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合の料金プラン別の月額基本料(インターネット利用料)です。
ソフトバンク光 10ギガ | 月額基本料 |
---|---|
2年自動更新プラン | 6,380円 |
5年自動更新プラン | 5,830円 |
自動更新なしプラン | 7,590円 |
ソフトバンク光 10ギガを戸建住宅(ファミリータイプ)の「2年自動更新プラン」で契約した場合の月額基本料は6,380円・「5年自動更新プラン」で規約した場合の月額基本料は5,830円・「自動更新なしプラン」で契約した場合の月額基本料は7,590円です。
ソフトバンク光 10ギガを戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合は、月額基本料に加えて10ギガ専用機器である「ホームゲートウェイ(N)10ギガ」のレンタル料として月額550円の支払いが別途必要です。
ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合の工事内容
ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合には、契約住所(利用する建物)に工事業者が訪問してインターネットに接続するための光回線が利用できるように回線工事が実施されます。
フレッツ光ネクストからソフトバンク光へ「転用」で乗り換える場合・他社光コラボからソフトバンク光へ「事業者変更」で乗り換える場合は、現在使用している光回線を再利用するため工事は実施されません。
しかし、「どんな工事が実施されるのか?」とご不安の方も多くいらっしゃいます。
そこでここからはソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した建物で実施される工事内容を解説します。
まず、宅外工事と宅内工事を理解する
ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)を新規契約した場合には、以下のイラストのように契約した建物に光回線が繋がっていない状態です。
上記のような場合には「宅外工事」と「宅内工事」の2回の工事が実施されます。
- 宅外工事
- 宅内工事
ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した建物の近くの電柱などからへ光回線を繋げる「宅外工事」と、繋がった光回線を宅内へ引き込む為の「宅内工事」の2つの工事を実施する必要があります。
以下では、ソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)を契約後に実施される工事内容を「宅外工事」と「宅内工事」に分けて詳しく解説します。
戸建住宅で実施する宅外工事の工事内容
ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合は、まずインターネットに接続する為に利用する光回線を契約した建物と繋ぐための「宅外工事」が実施されます。
ソフトバンク光の契約住所に工事業者が訪問して、まずは高所作業車を使って近くの電柱から建物へ光回線を繋ぐための「宅外工事」が実施されます。(工事業者が訪問するため、回線工事を実施する日時には在宅が必要です。)
「宅外工事」の際に壁に穴を空ける可能性があります。
電柱から建物の間を繋ぐ光回線はしっかりと繋いでおかないと台風など強風の時に緩んでしまう危険性があります。
そのため、「引留金具」を壁に設置して電柱と建物の間の光回線が緩まないように取付工事を行います。
「引留金具」を壁に設置する際に「ビス(ネジ)」を利用するために壁に数か所小さな穴が空きます。ちなみに、この工事のことを「ビス止め」と呼ぶことがあります。
工事業者の判断でベランダなどに回線を繋げて壁に穴を空けないような工事が検討されますが、やむを得ない場合は壁に穴を空けて引留金具をビス止めする工事が実施されます。
ビス止め工事が必要となる場合、ソフトバンク光を契約する戸建住宅が「賃貸」の場合は管理会社やオーナー(大家さん)の許可を得てから壁に穴を空ける工事を実施します。
戸建住宅で実施する宅内工事の工事内容
電柱から建物に光回線を繋ぐ「宅外工事」が完了したら、続いて「宅内工事」が実施されます。
宅内工事は、建物に繋がった光回線を宅内(建物の中)に引き込んで利用できるようにする工事です。
宅内工事の主な工事内容は以下です。
- 光回線を建物内部(室内)へ引き込む
- 引き込まれた光回線を「光コンセント」に接続する
- ONU(回線終端装置)を設置する
宅内工事① 光回線を建物内部(室内)へ引き込む
建物に繋がった光回線を建物内部へ引き込む工事が実施されます。
宅内工事で光回線を宅内へ引き込む為には「穴」が必要です。
なるべく壁に穴を新規で空けないように既にある穴を利用します。
既に壁に穴が空いている「エアコンダクトの穴」や「通気口」から光回線を宅内へ引き込めないか検討されます。
また、固定電話の「電話線の配線」がある場合も光回線を宅内へ引き込めるか検討されます。
ただし、光回線を宅内へ引き込むルートに既に空いている穴がない場合には、壁に1センチ程度の小さな穴を空けて光回線を引き込む工事となります。その場合は工事業者から事前確認が行われます。
宅内工事② 引き込まれた光回線を「光コンセント」に接続する
光回線が宅内へ引き込まれたら「光コンセント」と呼ばれる差込口と接続する工事が実施されます。
光コンセントには電源コンセントなどと一体となった「一体型」と電源コンセントと別になった「分離型」の2種類があります。
宅内工事③ ONU(回線終端装置)を設置する
最後にONU(回線終端装置)と呼ばれるNTT機器が設置されます。
ONU(回線終端装置)を「ホームゲートウェイ」や「モデム」などと呼ぶ場合があります。
このNTT機器「ONU(回線終端装置)」は、光回線で利用される[光信号]をパソコンやスマホなど接続機器で利用する[デジタル信号]へ変換するための重要な機器です。
ソフトバンク光の回線工事が終了した完成イメージは以下です。
ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合、契約した建物に光回線を繋げる「宅外工事」が実施され、続いて建物に繋がった光回線を建物内部へ引き込む「宅内工事」が実施されます。
建物内部に引き込まれた光回線は「光コンセント」と接続され、ONU(回線終端装置)と呼ばれるNTTの接続機器と繋げたらすべての回線工事は終了となります。
上記で解説したように、ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合は「宅外工事」と「宅内工事」の2つの工事が実施されるため、回線工事がすべて完了するまでの所要時間は1時間程度です。
ソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)の回線工事費
ソフトバンク光を「戸建住宅(ファミリータイプ)」で新規契約する予定の方は、回線工事費についても理解しておきましょう。
以下で解説する工事費以外にもソフトバンク光の契約時には契約事務手数料(3,300円)が発生します。
戸建住宅(ファミリータイプ)の工事費は最大31,680円
ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約後に実施される回線工事の工事費は以下です。
立ち会い工事あり | 一括:31,680円 分割:月々1,320円/24回 |
立ち会い工事なし | 一括:4,620円 分割での支払い不可 |
回線工事には工事業者が訪問する「立ち会い工事あり」と工事業者が訪問しない「立ち会い工事なし」があります。
ソフトバンク光の回線工事が「立ち会い工事あり」の場合、工事費は一括払いで31,680円・24回分割払いで月々1,320円です。
一方、「立ち会い工事なし」の場合、工事費は一括払いで4,620円です。(分割払いはできません。)
ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した後に実施される回線工事が工事業者が訪問する「立ち会い工事あり」の場合、工事実施日時に在宅しておく必要があります。
立ち会い工事ありになる場合
左のイラストのように、ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約する建物に光回線が繋がっていない場合は、工事業者が訪問する「立ち会い工事あり」となります。
ほとんどの方がこのパターンに当てはまります。
また、右のイラストのように、ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約する建物に既に光回線は繋がっているものの、光回線が宅内(建物内部)に引き込まれていない場合も工事業者が訪問する「立ち会い工事あり」となります。
例えば、ソフトバンク光を契約する戸建住宅を「賃貸で借りている場合」や「中古で購入した場合」などは、以前住んでいた方が光回線をそのまま残している事が稀にあります。その場合は光回線を建物内部へ引き込む「宅内工事のみ」となります。
立ち会い工事なしになる場合
上記イラストのように、ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約する「建物と光回線が既に繋がった状態」で、尚且つ「光回線が建物内部に既に引き込まれた状態」で、「光コンセントも設置されている状態」の物件が稀にあります。
以下の条件をすべて満たしている建物の場合、「立ち会い工事なし」となります。
上記のような状態の物件で、ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合に実施される回線工事は、NTT基地局内の遠隔による工事となりますので工事業者が訪問しない「立ち会い工事なし」となります。
例えば、ソフトバンク光を契約する戸建住宅に以前住んでいた方がソフトバンク光などを契約しており、残置状態で(回線などを全て残した状態で)物件を退去した場合は「立ち会い工事なし」となる場合があります。
このような完璧な状態の物件はほとんどありません。
そのため、ソフトバンク光を契約後に実施する工事は9割以上が「立ち会い工事あり」となります。
土日祝日・夜間・深夜の工事割増金
ソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)を申し込み後に実施する回線工事が「立ち会い工事あり」の場合は、指定された日時に在宅しておく必要があります。しかし、指定された日時に在宅できない場合もあります。
ソフトバンク光の回線工事の実施日時は立ち会える日時に指定することができます。
ただし、ソフトバンク光の工事実施日を「土日祝」に指定したり、工事実施時間を「夜間・深夜」に指定すると、上記で解説した工事費に加えて[工事割増金]の支払いが別途必要となります。
土日休日工事割増金 | 3,300円 |
夜間工事割増金 (17時~22時) | 9,174円 |
深夜工事割増金 (22時~8時) | 18,348円 |
回線工事の実施日を「土日祝日」に指定した場合は、工事費に加えて「土日休日工事割増金(3,300円)」が請求されます。
また、回線工事の実施時間帯を夜間(17時~22時)に指定した場合は「夜間工事割増金(9,174円)」が、深夜(22時~8時)に指定した場合は「深夜工事割増金(18,348円)」が別途請求されます。
ソフトバンク光の回線工事の実施日は基本「平日」、実施時間帯は基本「9時~17時」です。
工事日時に不在の場合は派遣費用が請求される
ソフトバンク光の回線工事の実施日時に注意すべき点は「不在(留守)」です。
ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した建物が「立ち会い工事あり」の場合は、回線工事の実施日時に契約者(または契約者の家族)が在宅している必要があります。
しかし、工事実施日時に不在で工事が出来なかった場合は派遣費用が請求されます。
派遣費用 | 7,150円 |
工事日当日にご不在などにより工事ができない場合は、派遣費用として7,150円を請求する場合があります。
ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した建物が「立ち会い工事あり」の場合は、指定された回線工事の実施日時に在宅しておく必要がありますが、もし工事実施日時に予定が入って在宅できない場合は早めに回線工事の実施日時の変更手続きを行ってください。
ソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)の速度を解説
ソフトバンク光を契約する際に理解しておきたいのがインターネットに接続した際の「速度」です。
ソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)で利用する光回線には「回線タイプ(回線の種類)」が複数あり、それぞれの回線タイプによって最大通信速度が違います。また、IPv6接続で最大通信速度が各段に速くなる回線タイプもあります。
以下では、ソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)の速度について段階を踏みながら解説します。
戸建住宅(ファミリータイプ)で利用する回線タイプ
ソフトバンク光は「光回線」を利用してインターネットに接続するサービスですが、戸建住宅(ファミリータイプ)には以下のように回線タイプと呼ばれる様々な「光回線の種類」があります。
エリア | 回線タイプ (光回線の種類) |
---|---|
東日本 | ファミリー・10ギガ |
ファミリー・ギガスピード | |
ファミリー・ハイスピード | |
ファミリー | |
西日本 | ファミリー・10ギガ |
ファミリー・スーパーハイスピード | |
ファミリー・ハイスピード | |
ファミリー |
ソフトバンク光を「東日本エリア」で戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合は、[ファミリー・10ギガ][ファミリー・ギガスピード][ファミリー・ハイスピード][ファミリー]のいずれかの回線タイプが利用されています。
東日本エリアで「ソフトバンク光 10ギガ」を戸建住宅(ファミリータイプ)で新規契約した場合は[ファミリー・10ギガ]の回線タイプとなります。また、東日本エリアで「ソフトバンク光 1ギガ」を戸建住宅(ファミリータイプ)で新規契約した場合は[ファミリー・ギガスピード]の回線タイプとなります。
ソフトバンク光を「西日本エリア」で戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合は、[ファミリー・10ギガ][ファミリー・スーパーハイスピード][ファミリー・ハイスピード][ファミリー]のいずれかの回線タイプが利用されています。
西日本エリアで「ソフトバンク光 10ギガ」を戸建住宅(ファミリータイプ)で新規契約した場合は[ファミリー・10ギガ]の回線タイプとなります。また、西日本エリアで「ソフトバンク光 1ギガ」を戸建住宅(ファミリータイプ)で新規契約した場合は[ファミリー・ギガスピード]の回線タイプとなります。
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県
富山県、石川県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
簡単に説明すれば、ソフトバンク光は「光回線」と呼ばれる”線”でインターネットに接続するサービスですが、「光回線には様々な種類がある」という認識程度で構いません。
戸建住宅(ファミリータイプ)の回線タイプで最大速度に違いがある
ソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合には様々な回線タイプ(回線の種類)があることはご理解頂けたと思いますが、回線タイプによって最大通信速度に違いがあります。
ファミリータイプには様々な回線タイプ(光回線の種類)があります。
また、回線タイプによって最大通信速度に違いがあります。
ソフトバンク光 1ギガの回線タイプ
ソフトバンク光 1ギガを戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合、以下の回線タイプ(光回線の種類)のいずれかが利用されます。
エリア | 回線タイプ | 最大下り速度 |
---|---|---|
東日本 | ファミリー・ギガスピード | 1Gbps |
ファミリー・ハイスピード | 200Mbps | |
ファミリー | 100Mbps | |
西日本 | ファミリー・スーパーハイスピード | 1Gbps |
ファミリー・ハイスピード | 200Mbps | |
ファミリー | 100Mbps |
回線タイプ(光回線の種類)の種類によって最大速度に違いがある点は留意しておきましょう。
ソフトバンク光 1ギガの回線タイプは東日本エリアの「ファミリー・ギガスピード」と西日本エリアの「ファミリー・スーパーハイスピード」の最大通信速度は1Gbps(1000Mbps)で最も速いが利用できる回線です。
しかし、回線タイプ「ファミリー」の最大通信速度は100Mbpsしかありません。
ソフトバンク光 1ギガの「戸建住宅(ファミリータイプ)」を契約する地域によって利用される回線タイプが異なっています。そのため、契約者が回線タイプを選択することはできません。
以前は最大通信速度が100Mbpsの回線タイプ(ファミリー)しかありませんでした。
しかし、年々技術が向上していった結果、現在は最大通信速度が1Gbps(1000Mbps)となる回線品目(ファミリー・ギガスピード/ファミリー・スーパーハイスピード)が戸建住宅で利用される一般的な回線タイプとなっています。
ソフトバンク光 10ギガの回線タイプ
ソフトバンク光 10ギガを戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合は、回線タイプ(光回線の種類)は1つのみです。
エリア | 回線タイプ | 最大下り速度 |
---|---|---|
東日本 | ファミリー・10ギガ | 10Gbps |
西日本 | ファミリー・10ギガ | 10Gbps |
ソフトバンク光 10ギガを戸建住宅(ファミリータイプ)で契約した場合の回線タイプ(光回線の種類)は、東日本・西日本共に「ファミリー・10ギガ」で最大速度は10Gbps(1000Mpbs)となります。
ソフトバンク光 10ギガの「戸建住宅(ファミリータイプ)」で利用される回線タイプ(光回線の種類)は「ファミリー・10ギガ」の1種類のみです。
平均実測(実際の平均の速度)を確認する
上記で解説したように、戸建住宅(ファミリータイプ)の[ソフトバンク光 1ギガ]の最大通信速度は1Gbps・[ソフトバンク光 10ギガ]の最大通信速度は10Gbpsですが、この速度は「ベストエフォート型」と呼ばれています。
SoftBank公式サイトにはベストエフォート型について以下のような説明があります。
お客さまに提供するサービスについて、常に一定の品質を保証しているわけではないですが、最善のサービスを提供できるよう可能な限り努力するというサービスのありかたのことです。
要するに、ソフトバンク光 1ギガの場合は最大限努力した結果の最大速度は1Gbpsですが、「通信の混雑状況」やパソコンやスマホなどの「接続機器のスペック」などにより通信速度が低下するサービスであることを示しています。
世の中のインターネット接続サービスの9割以上が速度の保証がないベストエフォート型です。
その為、ソフトバンク光を契約している方が実際に測定した平均速度(実測)が参考になります。
平均速度 | |
---|---|
ソフトバンク光 1ギガ | 平均下り速度 355.65Mbps 平均上り速度 360.79Mbps |
ソフトバンク光 10ギガ | 平均下り速度 1150.32Mbps 平均上り速度 1379.44Mbps |
下り速度はインターネット上にあるデータをダウンロードする際の速度です。
下り速度が速ければ、ホームページの表示も速く、動画も途切れることなく視聴することができます。
一方、上り速度はインターネット上にデータをアップロードする際の速度です。(動画をyoutubeにアップしたり、SNSに写真をアップしたり、メールを送信したりする際の速度です。)
まとめ
この記事ではソフトバンク光の戸建住宅(ファミリータイプ)を解説しました。
ソフトバンク光を契約する建物が以下の場合には「戸建住宅(ファミリータイプ)」での契約となります。
また、ソフトバンク光を戸建住宅(ファミリータイプ)で契約する場合には3つの料金プランが用意されています。
ソフトバンク光 1ギガ | 2年自動更新プラン 月額5,720円 5年自動更新プラン 月額5,170円 自動更新なしプラン 月額6,930円 |
ソフトバンク光 10ギガ | 2年自動更新プラン 月額6,380円 5年自動更新プラン 月額5,830円 自動更新なしプラン 月額7,590円 |
ソフトバンク光を「戸建住宅(ファミリータイプ)」で新規契約した場合には、契約した建物に工事業者が訪問して回線工事が実施されます。回線工事は建物に光回線を繋がる[宅外工事]と光回線を建物内へ引き込む[宅内工事]が実施されます。(ただし、契約する建物の状況によっては工事業者が訪問しない場合も稀にあります。)
この記事ではソフトバンク光を戸建住宅で契約予定の方に向けて「ファミリータイプ」の基礎知識を解説するとともに、ファミリータイプの料金プランや月額基本料、回線工事内容と工事費、そして速度についてまとめて解説します。