ソフトバンクエアーの利用範囲が広がる中継器についてお調べですね。
ソフトバンクエアーは電波を受信できる提供エリア内であれば二階建てなどの一軒家でも利用可能ですが、中継器を設置すればより広範囲でWi-Fiを利用できるようになります。
Wi-Fiという電波は壁やドアなどの障害物を通り抜けると弱くなる性質があるため、2階建ての1階にソフトバンクエアーを置くと2階ではWi-Fiが弱くなります。また、その逆で2階にソフトバンクエアーを置くと1階ではWi-Fiが弱くなります。
ソフトバンクエアーを設置している同じ階であっても、設置部屋以外へ移動するとWi-Fiが弱くなり速度が遅くなります。
その為、2階建てなどの一軒家にお住まいの方やソフトバンクエアーを設置した部屋以外に移動するとWi-Fiが弱くなり速度が遅くなる方は中継器を設置すると改善する可能性があります。
この記事ではソフトバンクエアーを2階建てなどの一軒家でWi-Fiが繋がりにくくなる理由、Airターミナルを設置する部屋以外では速度が遅い場合に試したいこと、そしてWi-Fiが繋がりにくい場合に設置した中継器について解説します。
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目次
ソフトバンクエアーは2階や別の部屋だとWi-Fiが弱い理由
ソフトバンクエアーは専用端末である「Airターミナル」が携帯電話同様に電波を受信することでインターネットに接続できる回線工事不要のサービスです。
上記イメージのように、ソフトバンクエアーを契約したご自宅が2階建ての一軒家だった場合、ソフトバンクエアーの専用端末(Airターミナル)を1階のリビングに設置してもいいですし、2階の子供部屋や寝室に設置しても利用することが出来ます。
ただし、Wi-Fiが届く範囲や特徴を理解しておく必要があります。
Wi-Fiの利用範囲は屋内で15m程度
ソフトバンクエアーは専用端末のAirターミナルが発信するWi-Fiをパソコンやスマホなので接続することでインターネットが利用できるようになります。
Wi-Fiが利用できる範囲は一般的に屋外で障害物がない場合は「50m~100m先まで」と言われていますが、自宅の屋内の場合には壁などの障害物があるため15m程度先まで利用できる範囲となります。
2階建てや3LDK程度のマンションであれば、宅内すべての部屋でWi-Fiが利用できます。
しかし、3階建てや4LDK以上のマンションの場合、Wi-Fiを発信するAirターミナルを設置した部屋以外で利用するとWi-Fiが弱くなり「速度が遅くなる」「繋がらない」という状況が発生する可能性があります。
Wi-Fiの利用範囲は宅内で15m程度と言われていますが、建物の構造などによりソフトバンクエアーを設置した部屋以外ではWi-Fiが繋がりにくく、最悪の場合はまったく繋がらないことがあります。
Wi-Fiは壁などの障害物に弱い特性がある
ソフトバンクエアーを2階建て以上の家で契約中の方から「Wi-Fiが繋がりにくい」というお声を頂くことがあります。
Airターミナルを置いている部屋ではWi-Fiが繋がるのに、「Airターミナルを置いている部屋以外ではWi-Fiが弱く繋がりにくい!速度が遅い!」という方が多くいらっしゃいます。
Wi-Fiは壁やドアなどの障害物を通過する度に弱くなる特徴があります。
自宅の中には壁・ドア・床・柱などWi-Fiの天敵である様々な障害物があります。
例えば、Airターミナルを1階のリビングに置いている場合に2階へ移動してソフトバンクエアーを利用しようとすると、Wi-Fiは障害物に弱い性質があるために2階ではWi-Fiが弱くなり繋がりにくくなることが想像できますね!
構造上、同じ階であってもAirターミナルの設置部屋以外ではWi-Fiが弱くなることがあります。
特に1階と2階の間には「分厚い床や柱」「断熱材」などもあるため、1階に設置したAirターミナルのWi-Fiは2階では弱くなります。その逆で2階に置いているAirターミナルのWi-Fiは1階で利用すると弱くなります。
ソフトバンクエアーのWi-Fiが弱い場合に試したいこと
ソフトバンクエアーのWi-Fiが弱くて繋がりにくい場合には以下の2つを真っ先に試してみましょう。
以下で詳しく解説します。
Wi-Fiの周波数帯を2.4GHz帯へ変更してみる
ソフトバンクエアーの専用端末(Airターミナル)を1階に設置しており「2階だとWi-Fiが繋がりにくい場合」や、Airターミナルを設置する部屋以外だと「Wi-Fiが弱い場合」などは接続しているWi-Fiの周波数帯を確認してみましょう。
Airターミナルが発信しているWi-Fiには「2.4GHz帯」と「5GHz帯」の2種類の周波数帯があります。
基本的にはどちらの周波数帯のWi-Fiを使用しても構いませんが使い分けが大事です。
Airターミナルの設置部屋以外で利用する場合は周波数帯が「2.4GHz帯」のWi-Fiを使用することをおすすめします。
周波数帯 | 2.4GHz | 5GHz |
---|---|---|
速度 | 5GHz帯より 遅い | 2.4GHz帯より 速い |
障害物 | 強い | 弱い |
距離 | 遠くまで 届きやすい | 遠くまで 届きにくい |
2.4GHz帯よりも5GHz帯のWi-Fiの方が速度が速いです。
しかし、5GHz帯は壁などの障害物に弱いのでWi-Fiが遠くまで届きにくい特徴があります。
ソフトバンクエアーの専用端末(Airターミナル)を設置した部屋以外へ移動して「5GHz帯」のWi-Fiで接続した場合は壁などの障害物によりWi-Fiが弱くなるため、Airターミナル設置部屋以外では「2.4GHz帯」のWi-Fiを使用するのが鉄則です。
Airターミナルを設置した部屋以外では「速度が遅い」「繋がりにくい」「Wi-Fiが弱い」という方は、Wi-Fi接続している端末(パソコンやスマホなど)で5GHz帯のWi-Fiで接続していなかを確認しましょう。
ソフトバンクエアーのAirターミナルを設置している部屋で利用する場合には速度が速い「5GHz帯」のWi-Fiを使用するのが基本ですが、「5GHz帯」は障害物に弱いため部屋を移動するとWi-Fiも弱くなります。
その為、Airターミナルを設置する部屋以外では「2.4GHz帯」のWi-Fiを使用するのが基本です。
中継器を設置してWi-Fiの利用範囲を広げてみる
ソフトバンクエアーの専用端末(Airターミナル)を設置する部屋以外で利用する場合には壁などの障害物に強い「2.4GHz帯」のWi-Fiで接続することが鉄則ですが2.4GHz帯のWi-Fiでも繋がりにくい場合には「中継器」の設置を検討してみましょう。
Airターミナル設置部屋以外でWi-Fiが弱い場合には「中継器」の設置で改善する可能性があります。
Airターミナルが発信するWi-Fiを中継器が受信します。
そして、中継器が受信したWi-Fiを再発信するためWi-Fiが利用できる範囲が広がります。
中継器には様々なタイプがありますが、上記画像のようにコンセントに挿すタイプがおすすめです。
ソフトバンクではソフトバンクエアーの契約者向けの有料サービス「メッシュWi-Fi」も提供しています。
メッシュWi-Fiは中継器と同じようにWi-Fiの利用範囲を広げる機器ですが、快適に利用できるWi-Fiを自動接続してくれるので中継器のようにWi-Fiを手動で切り替える手間がありません。
ソフトバンクエアーで試してみたいおすすめの中継器
ソフトバンクエアーのWi-Fiが弱く繋がりにくい部屋がある場合には、Airターミナルと繋がりにくい部屋(2階など)の中間に中継器を設置すると改善する可能性があります。
そこで以下ではソフトバンクエアーで試して頂きたいおすすめの中継器を3機種ご紹介します。
低価格でお求めやすいバッファロー製の中継器
まずおすすめする中継器はバッファロー(BUFFALO)製の「WEX-1166DHPS2/N」です。
バッファローは無線LANルーター(Wi-Fiルーター)で日本販売台数が18年連続1位の人気があるメーカーで、Wi-Fiの利用範囲を拡大する中継器でも人気があるメーカーでもあります。
バッファロー製の「WEX-1166DHPS2/N」という中継器はコンセントに直接挿すタイプなので、廊下や階段付近にあるコンセントに挿すだけでWi-Fiの利用範囲を拡大することができます。
WEX-1166DHPS2/Nには「HighPower&ビームフォーミング」という機能が搭載されており、接続機器(パソコンやスマホなど)を狙ってWi-Fiを届けるので安定した通信が可能となります。
参考 メーカー希望価格は7,260円ですがAmazonでは3,909円です。
(2024年12月2日現在の販売価格)
Wi-Fi6に対応した高機能のバッファロー製の中継器
続いておすすめする中継器はバッファロー製の「WEX-1800AX4EA/N」です。
バッファロー製の中継器「WEX-1800AX4EA/N」は上記でご紹介した「WEX-1166DHPS2/N」よりも価格が高いものの、最新のWi-Fi規格「11ax(IEEE 802.11ax)」別名Wi-Fi 6に対応した中継器です。
「コンセントに直接挿すタイプ」と「据え置きタイプ」のどちらでも利用可能ですし、2つのアンテナでWi-Fiが届きづらかった部屋にもしっかりとWi-Fiを届けてくれます。
参考Amazonでは7,902円で購入可能です。
(2024年12月2日現在の販売価格)
TP-Link製のWi-Fi6対応の中継器
シンガポールに本社があるTP-Link社の「RE600X/A」も人気の中継器です。
TP-Link社の「RE600X/A」はコンセントに直接挿すタイプで最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 6」が利用可能な中継器です。
「RE600X/A」はTP-Link専用アプリを使用することで3段階のWi-Fi範囲を設定することができます。
参考Amazonでは4,990円で購入可能です。
(2024年12月2日現在の販売価格)
まとめ
この記事ではソフトバンクエアーを2階建てなどの一軒家で利用した際にWi-Fiが弱い場合、またAirターミナルを設置した部屋以外へ移動すると繋がりにくい場合の対処方法を中心に解説しました。
ソフトバンクエアーでもインターネットに接続する際に利用するWi-Fiは壁やドアなどの障害物に弱い特性があるため、Wi-Fiを発信する専用端末(Airターミナル)から離れた部屋(2階の部屋など)へ移動するとWi-Fiが弱くなり繋がりにくくなります。
Wi-Fiが弱いと感じた場合には、Airターミナルと接続しているWi-Fiの種類を確認して「5GHz帯」のWi-Fiを利用していた場合には「2.4GHz帯」のWi-Fiで接続し直してみましょう。
それでもWi-Fiが弱い場合には「Airターミナル設置部屋」と「Wi-Fiが弱い部屋」の中間にWi-Fiの利用範囲を広げてくれる中継器を設置すると改善する可能性があります。中継器は各メーカーから販売されており様々なタイプがありますが、コンセントに直接挿して利用するタイプの中継器がコンパクトで設置しやすいのでおすすめです。
ソフトバンクエアーの専用端末であるAirターミナルを設置した部屋以外で利用するとWi-Fiが弱い場合、中継器を設置することでWi-Fiが利用できる範囲が広がる機器のことです。